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    <title>michihico み組 blog／軍艦茉莉號</title>
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    <description>　　∞風よ、遠い水平線へ連れてゆけ。白い靴の船のメイン・マストにワイシャツの帆は艤装したから∞</description>
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    <title>妖怪公寓</title>
    <description>

（株）講談社より発刊され、シリーズ本として好評発売中の『妖怪アパートの優雅な日常／&amp;#9312;〜&amp;#9319;既刊』香月日輪さん著の本がこのたび台湾の出版社から刊行されました。国内版の装丁画を全巻担当させていただいておりますので、台湾版『妖怪公寓』でも装画のお...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/crown.jpg" width="300" height="380" border="0"><br />
<br />
（株）講談社より発刊され、シリーズ本として好評発売中の『妖怪アパートの優雅な日常／&#9312;〜&#9319;既刊』香月日輪さん著の本がこのたび台湾の出版社から刊行されました。国内版の装丁画を全巻担当させていただいておりますので、台湾版『妖怪公寓』でも装画のお手伝いをさせていただきました。<br />
<br />
台湾版には付録が付いていたり、表紙のタイトルやイラストにUＶ印刷がふんだんに使用されていて、なかなかどうして、インパクトがあって豪華な仕上がりになっております。UＶ印刷とは、紫外線をあてると厚く盛り上がる透明インクをコートしたもので、まるで水飴のような立体感や光沢があります。<br />
<br />
海外用に翻訳されて出版された単行本の装画は初めてでしたので、ちょっとアップしてみました。尚、このシリーズは全10巻の予定です。台湾版も追ってそれぞれ発刊の予定です。<br />
<br />
出版発行は皇冠文化出版有限公司ですが、台湾っ子の反響はどうなのでしょう？！　楽しみです。<br />
　
]]></content:encoded>
    <dc:subject>仕事のこと</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-19T16:46:37+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=643360">
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    <title>水仙</title>
    <description>

ギーは暖炉の横に置いてあった薪運び台のなかの薪を取って、熾火になってしまった炉床へ新しい薪をつぎたした。そして薪があかかかと燃えだした火の前でしばらく座りこんでいたが、なにをどうしていいのか皆目見当もつかなかった。しんとした冬の寒さで割れた高窓の古...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/ff.jpg" width="300" height="451" alt="" class="pict" /><br />
<br />
ギーは暖炉の横に置いてあった薪運び台のなかの薪を取って、熾火になってしまった炉床へ新しい薪をつぎたした。そして薪があかかかと燃えだした火の前でしばらく座りこんでいたが、なにをどうしていいのか皆目見当もつかなかった。しんとした冬の寒さで割れた高窓の古い硝子の裂け目から、ウエハスのような粉雪が舞い落ちてきては炎とふれあう。そのたびごとに、隔絶してしまったメムリンクとの距離が、妙に縮まってゆくような気がした。しかし、全身に黒い蝙蝠傘をすっぽり被ったように、女は暗い闇路の涯をぐるぐると彷徨いつづけていた。<br />
<br />
マントルの棚に活けて置いてあったひとすじの白い水仙の花だけが、まるで北極星のようにひとつ光って、密室になってゆく心へ希望を与えてくれる。<br />
<br />
ーーーーメムリンクはもの言わず、炎に雪が載るかどうか無意味にただじっと眺めているばかりであった。が、闇路から、被っていた黒い蝙蝠傘のような影をパッと拡げてまた語りはじめた。（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-12T15:52:47+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=641589">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=641589</link>
    <title>トーネット椅子の亡霊</title>
    <description>あれは一千二百四年の四月
ね！　そうだったわよねギー
わたしたちはビザンティン帝国のために戦っていた
だが戦況はおもわしくなくて
あなたは傷ついていた
神と呼ぶさえ呪わしき夜のできごと
しかし
バートリ・エリザベート伯母様から享受された秘伝によって
瀕...</description>
<content:encoded><![CDATA[
あれは一千二百四年の四月<br />
ね！　そうだったわよねギー<br />
わたしたちはビザンティン帝国のために戦っていた<br />
だが戦況はおもわしくなくて<br />
あなたは傷ついていた<br />
神と呼ぶさえ呪わしき夜のできごと<br />
しかし<br />
バートリ・エリザベート伯母様から享受された秘伝によって<br />
瀕死のおまへをわたしは助けた<br />
だってあなたは聖家族ジュビナイル騎士団の団長さんで<br />
それに・・・わたしはあなたを・・・<br />
ああ<br />
血と硝煙の匂うなんと呪わしき夜のできごと<br />
コンスタンティノープルにはヴェネツィア艦隊の軍人や<br />
阿呆なフランドル伯ボードゥアンの手下どもがうじゃうじゃしていた<br />
還る故郷の道も閉ざされて<br />
残されたものたちはそれぞれ工夫をして隠れていたが<br />
ある日<br />
帝国直属の騎士団にいたドラキュラ王子から<br />
残されたものたちへ一通の秘密書簡文が舞い込んだ<br />
逃亡のための書簡文？　であった<br />
だが<br />
ほとんどの少年騎士や看護婦少女たちは<br />
ボードゥアンの手下どもによって捕まった<br />
書簡文はドラキュラ王子の名をかたった周到な罠だったろうか？<br />
ともかくも<br />
ギーのような少年騎士はエルサレムの戦場へ<br />
私のような少女たちは愛の囚虜人となって閨房へ<br />
そして王子はオスマン・トルコのスルタンに拿捕されて<br />
みなそれぞれが別れ別れになってしまった<br />
<br />
ギーよ<br />
わたしの後頭部はほんの少し出っぱっていて<br />
バートリ家の慈善施設にいたころ<br />
この頭の格好をあなたによく笑われてしまったが<br />
好きだともいってくれた<br />
ああ！　ギーよ<br />
その後頭部が災いして<br />
わたしはその後<br />
エジプト人の奴隷として<br />
くる日もくる日も<br />
赤とエンジとバラ色の天蓋の下で<br />
ラピスラズリのような蒼黝い肌をした神殿派神官の末裔に<br />
なよやかなトーネット椅子の曲木にされながら<br />
いくどもいくども愛のかたちを強いられる<br />
いくどもいくども・・・いくどもね<br />
ふふッ！　たぶん憎い王妃ネフェルティティの後頭部に<br />
わたしの出っぱりがちょっと似ていただけのこと<br />
<br />
わたしの背中　<br />
わたしのお腹<br />
わたしのお尻<br />
わたしの内股<br />
わたしの小指<br />
わたしのこの顔<br />
この首をぶちぬいていったあいつの言葉<br />
あいつの唾液<br />
弾丸のように<br />
くる日もくる日もぶちぬいてゆく<br />
赤とエンジと血とバラ色のアヘンが匂う<br />
蒼黝き暗闇のなかで揺れる天蓋<br />
ゆらゆらと<br />
ときに慰め合って<br />
ああ<br />
慰め合って<br />
いくども身を重ねてしまった油断の戯れ<br />
<br />
ギーよ<br />
油断の戯れに溺れてしまった<br />
わたしの背中　<br />
わたしのお腹<br />
わたしの黒髪<br />
ああッ！　とわたしの口から漏れでた歓び<br />
ああッ！　ああッ！　と<br />
ああ<br />
神と呼ぶさえ呪わしきわたしの亡霊（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-10T12:50:52+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=641214">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=641214</link>
    <title>仮面の告白</title>
    <description>

この美貌の女性は床にころがっていた細い薪の棒を黒いバックスキンシューズの爪先でもてあそんでから、暖炉にむかってぽんと蹴った。蹴られた薪はけだるそうに飛び込んで、湿った音をたてた。なぜであれば、現実を記録しつづけてきた女の網膜にさっきから異変が生じて...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/crow.jpg" width="405" height="270" alt="" class="pict" /><br />
<br />
この美貌の女性は床にころがっていた細い薪の棒を黒いバックスキンシューズの爪先でもてあそんでから、暖炉にむかってぽんと蹴った。蹴られた薪はけだるそうに飛び込んで、湿った音をたてた。なぜであれば、現実を記録しつづけてきた女の網膜にさっきから異変が生じていたからだ。<br />
<br />
この女、すなわちメムリンク・ヴラッドミルチャが隠し持っていた光の配分！　記憶の亡霊が脳の裂け目からすべり落ちて、したたり流れでた風景の一部が涙と呼ばれる水滴となり、まるで女の脳髄を思わせるかのようにヒビ割れた一本の細長い薪へ、濡れてしみ込んで伝達されつづけていたからである。<br />
<br />
女に蹴られて投げ込まれた薪が暖炉の中でしゅッしゅッと音をたてて燃えるたび、この女によって追放された光の亡霊がその女とともに重苦しく過去を告白しはじめた。<br />
<br />
フランソワーズ・ジュヌヴィエーヌと言うは、いうまでもなく私の異名であった。と、語る女。（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-09T23:32:29+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=637314">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=637314</link>
    <title>雪明かり</title>
    <description>

隠していた女の不安があらわになって、ふくらんだ。
そのせいだろうか？　雪明かりが暗くなり、霜をおいたように部屋が凍りついていった。

雪はいちだんと降り積もって闇は重く、高窓を飾っていた古い板硝子が一枚、突然！　ひび割れる。

割れた硝子の欠片と粉...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/yukihana.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
<br />
隠していた女の不安があらわになって、ふくらんだ。<br />
そのせいだろうか？　雪明かりが暗くなり、霜をおいたように部屋が凍りついていった。<br />
<br />
雪はいちだんと降り積もって闇は重く、高窓を飾っていた古い板硝子が一枚、突然！　ひび割れる。<br />
<br />
割れた硝子の欠片と粉雪が舞込んで、うつむいていた女の首筋へどこまでも落ちていった。<br />
雪はこうして女の不満を飲み込みながら溶けて流れて涙のごとく光った。（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-05T11:37:42+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=634210">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=634210</link>
    <title>第三十三回　江戸川区花火大会</title>
    <description>








　　　　　　　　　　　　　　2008年8月2日（土）／打ち上げ数14000発



</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/h_1.jpg" width="405" height="270" alt="" class="pict" /><br />
<br />
<img src="images/h_2.jpg" width="405" height="271" alt="" class="pict" /><br />
<br />
<img src="images/h_3.jpg" width="405" height="271" alt="" class="pict" /><br />
<br />
<img src="images/h_5.jpg" width="405" height="270" alt="" class="pict" /><br />
<br />
<img src="images/h_4.jpg" width="405" height="270" alt="" class="pict" /><br />
　　　　　　　　　　　　　　2008年8月2日（土）／打ち上げ数14000発<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>日々のアブク玉</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-03T11:20:04+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=633043">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=633043</link>
    <title>オークの間</title>
    <description>

メムリンクのために用意されていた寝室は、伯母の部屋近くにあった。そして、その部屋から西へ行ったところに小さな塔があって、塔は北側に面していた。つまり、二つめの塔である。部屋には図書が並んでいて、メムリンクと僕はその塔をめざし、いま外で降っている雪が...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/book.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
<br />
メムリンクのために用意されていた寝室は、伯母の部屋近くにあった。そして、その部屋から西へ行ったところに小さな塔があって、塔は北側に面していた。つまり、二つめの塔である。部屋には図書が並んでいて、メムリンクと僕はその塔をめざし、いま外で降っている雪が屋内にまで降り積もったかのように白い大理石の廊下を、西へ、北へとさまよい歩いた。<br />
<br />
手にしていた蝋燭は一本だったので、目をこらしながら歩かなければならなかった。<br />
薄暗がりな先にオーク材でできた扉が半開きになっている。この扉がめざす塔の入口であった。僕は柩の蓋を開けるようにして、なかば雪白姫のように眠りかけてしまったメムリンクを従え、図書のある部屋へと入った。<br />
「さあ、ここだよ！」　<br />
「ギー〜、私になにをしようとするの？」<br />
「それはわからない。だが、すべては君しだいで処置できるんだ」<br />
「処置・・・・」<br />
「いや、回復だろうか？　この部屋はどこもかしこもオーク材でできているんだ。床一面がそうだし、机や椅子、それに本棚だってみなオーク材なんだ」<br />
「ふん、オークは失くしてしまった自分を見いだして、その人にエネルギーを与えてくれる木材だと聞いたわ。そうなのでしょ！　こざかしい」<br />
メムリンクはぶっきらぼうに言った。<br />
<br />
なだめるつもりはなかったが、ビロードに花地紋をあしらった艶やかな布が張ってある肘掛け椅子へメムリンクを座らせた。それから、手にしていた蝋燭の炎を石造りでできた暖炉へ近づけて、薪のあいだに乾燥させて置いてあったモミの小枝へあかあかと火をつけて燃やした。<br />
<br />
しばらくすると暖炉の炎で部屋がいくぶん明るくなったので、蝋燭はもういらなくなった。僕は黙りこくっているメムリンクのそばへ空の肘掛け椅子を近づけて座った。脚を投げだし、天井を眺めた。しかし、天井には冷たい闇がひろがっているばかりだった。<br />
<br />
この塔にもいくつかの高窓があって、小さな窓からはさっき食事した主塔の部屋で見た雪明りとおなじものが、霧とも靄ともつかぬまま青白くゆったりこぼれ落ちていた。<br />
部屋が暖かくなったころを見計らってーーーーメムリンクに声をかけた。だが、眠っているのか？　とぼけているのか？　返事はなかった。<br />
<br />
本棚にずしりと並んだ革製の背表紙に刻印された金箔文字が、暖炉の炎が揺れるたびにきらきらと光って、妖しく、とても怪しく踊っている。<br />
<br />
「メムリンク、さっき地下室でなにがあったのか・・・伯母となにを話して、なにをしていたのか聞かせてはもらえないだろうか？」<br />
メムリンクは沈黙していた。<br />
「君が黙っていても、この旅でおおよその見当はついてるんだ。あれは、きっと、仮面のことだったんだよね？　それと大切にしていたトランスシルヴァナイト鉱石を僕のために使っちまっちゃったてことなんだ。メムリンク・ヴラッドミルチャ！　ねえ、そうなんだろ。君はこの旅の間中、“メムリンク”と“ジュヌヴィエーヌ”との間をいつだって行ったり来たりして揺れ動いていた。そして、ためらいつづけていたんだ」　<br />
僕は彼女に強くうながしたが、それ以上は問わなかった。<br />
黙りこくった二人の頭上に、ぼんやりした時間が雪明りとともに静かに停滞しはじめていった。<br />
<br />
「大切なものはなんだって先に失くなってしまうんだわ」<br />
<br />
メムリンクはうちひしがれて、『オークの間』と呼ばれていたこの部屋でぽつねんと一人ささやいた。（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
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<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-08-02T00:38:35+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=631255">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=631255</link>
    <title>雪白姫</title>
    <description>

髪に結んだ伯母のリボンが蜘蛛の手足のように揺れていた。
その間中チェンバロの音は黄道十二宮を、はたして、なんど経巡ったであろうか？
だが、黒い大きなリボンはやがて死んだようになって動かなくなってしまった。ころころとした女主人がロマンセから夢幻、夢幻...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/baby_c.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
<br />
髪に結んだ伯母のリボンが蜘蛛の手足のように揺れていた。<br />
その間中チェンバロの音は黄道十二宮を、はたして、なんど経巡ったであろうか？<br />
だが、黒い大きなリボンはやがて死んだようになって動かなくなってしまった。ころころとした女主人がロマンセから夢幻、夢幻からレクイエムとチェンバロを弾いているうちに、そのままの姿で、チェンバロに指をのせたまま眠ってしまったからだった。<br />
<br />
召使が車椅子を曳いてやってきた。われわれは蜘蛛のように丸くなって眠っている女主人をその椅子へ移すと、召使は伯母を乗せた車椅子をふたたび曳いて、寝室がある廊下へゆっくりと消えていった。<br />
「あなた、見ていたでしょ！」<br />
突然、メムリンクがそんなことを言いだした。<br />
<br />
（地下にあった実験室の壁の穴から覗いていたのを、この女は知っていたのだ）<br />
<br />
「柩のなかで眠っていた雪白のような私をこっそり盗み見したんだわ」<br />
「・・・・・」<br />
「で、あなたはその雪白を助けにきてくださった王子さまかしら？」<br />
「ああ、もちろんその王子さまだよ。おまえが吹いた芥子の花に誘われて、春の土のように黒々としたマントを粋に羽織り、白い道をやってきたのさ」<br />
僕は思わず力んで、そう応えてしまった。（つづく）<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-31T00:18:42+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
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  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=630206">
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    <title>KHM・053番／春の歌</title>
    <description>

幼いころ、母とこの城へよく来たころには掛けてなかった絵の前をぬけて、二階に定められていた自分の部屋へ逃げこんだ。しばらくすると召使がやってきて、夕食であることを知らせてくれた。

ロマネスクなこの城には三つの塔があって、食事はいつでも円錐形の美しい...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/piano.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
<br />
幼いころ、母とこの城へよく来たころには掛けてなかった絵の前をぬけて、二階に定められていた自分の部屋へ逃げこんだ。しばらくすると召使がやってきて、夕食であることを知らせてくれた。<br />
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ロマネスクなこの城には三つの塔があって、食事はいつでも円錐形の美しい屋根を持った東の塔でなされた。東の塔は、いわば、主塔だった。円筒形の部屋には小さな高窓が十二個あって、夜だというのその窓からは雪明りの青白い光が霧のようにこぼれ落ちていた。普段なら庭や池が見える大きな硝子窓は、厚手の吊りカーテンとオーバー・カーテンとでしっかり閉ざされていた。<br />
<br />
夕食はなにごともなかったかのように、いつもどうり、伯母の主人席を中心として、メムリンクとぼくは互いに向かいあって座った。テーブルの上には太くて大きな蝋燭が何本も燃えていた。変わったことがあったとすれば、この日のメムリンクはとても寡黙だったということだろう。ハンガリア式の食事がひととおり終ると召使たちがやってきて、細長い蝋燭と交換していった。しばらくすると熱いコーヒーやデザートが運ばれ、蝋燭を幾重にもとりまいている朱い焔の光輪の数や、頭上にひろがった青白い雪明りによって照しだされた光の粒子のひとつぶひとつぶが、まるで手に取るように見えはじめたころ、エリザベート伯母様がチェンバロを軽く弾（はじ）いた。<br />
<br />
曲がなんであるのかはわからなかったが、紡ぎだされた音はルーティン化していた。しかし、やがて観念的となり、抽象的になったかと思うと、古いワインを自分が飲み過ぎたせいだろうか？　ややもするとひっかかったりためらったりする音に聞こえはじめた。だが、音はじょじょに幾何的となり、明解になったと思ったがとたん、可愛くなってしまった。その許容性の広さに圧倒されていると、聞き覚えのある曲へ変わっていった。冬のようにしんみりとした寂しい曲であったが、同時に、とても心強い旋律であった。<br />
<br />
眠り姫と騎士の愛を誓った<br />
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　『KHM・〇五三番／春の歌』<br />
<br />
が石の部屋に鳴り響いた。と同時に、十二個の高窓の下に飾り縁があって、その窓の下の帯状の石に黄道十二宮がそれぞれ彫られてあって、獅子や蟹や牡牛、双子座たちも伯母のチェンバロにあわせながらひっそりと歌っているようであった。<br />
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『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-29T18:53:12+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=621839">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=621839</link>
    <title>クモ様とウサギ</title>
    <description>
　　　　　　　*やっとこさ絵筆を握りはじめて奮闘する眠りし獅子、K君。

先日もポマード臭い男たちが記者会見の席に居並んで、どうでもいいような頭をズラーとたれていた。慈悲も情けもなくした“ごめんね地蔵”のような光景があまりにも日常化しすぎていて、じつに不...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/konu.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
　　　　　　　*やっとこさ絵筆を握りはじめて奮闘する眠りし獅子、K君。<br />
<br />
先日もポマード臭い男たちが記者会見の席に居並んで、どうでもいいような頭をズラーとたれていた。慈悲も情けもなくした“ごめんね地蔵”のような光景があまりにも日常化しすぎていて、じつに不愉快だ。<br />
ポマード臭い“ごめんね地蔵”とは、大分県の教員採用試験をめぐる汚職事件のことだが、やれやれという感だ。まるで父親が仕立てておいた上等の背広をこっそり着用して、アホなガキ大将やそれに準じるウサギ（宮崎吾朗監督／映画『ゲド戦記』にでてくる“猟犬”の名）たちが隠れ家基地でこそこそ遊んでいるうちに、自分たちがつくっておいた落とし穴へ堕ちて、文字どう墓穴を掘るお話だ。<br />
<br />
こんな話はなにもポマード臭いオヤジたちだけに限った事ではなく、ロン毛やショート・モヒカンのいるコシャレた現場であっても、人間がいれば同じことで、欲にまつわる話は今も昔もなにひとつ変らない。ただ、権力には不似合いな小さな権力者までもがなにを勘違いしたかその事を笠に着て、すっかり上ずってしまっているのが今の日本の現状だろう。そして、それへウサギのようなスパイたちがビスケットのおこぼれを頂戴しようと、あることないことを嗅ぎまわっるがために、事を重大にして、話をややこしくしている。それがため、まっとうな人間たちがどんどん殺されてゆく。殺されてゆく人間とは、大分の教員採用試験の場合であれば、努力もし、才能もあった有能な人材のことであろう。<br />
<br />
先日、久しぶりに古い友人と会ったが、懐かしさのあまり夜遅くまで彼と飲むことになった。そろそろ帰ろうかと思ったとき、彼がぽつりと漏らした言葉がとても印象的だったので、事の次第を少し書いておく。<br />
彼はぼくの後輩だが、某所へぼくが口利きした事が縁で、ある教育現場でなにごともなく、現在まで骨を折ってきた人物である。だが、近年になってトップが入れ変わって以来、随分いじめられるそうだ。事の真意はさだかでないが、軽々としたものへ流れやすい現状に対して、頭を縦にふらなかったことがかなり影響しているそうだ。聞けば理不尽なことばかりで、まるで『忠臣蔵』の吉良上野介と浅野内匠頭との関係のようで気の毒になってしまった。だが、ぼくは彼になに一つ助言してあげられなかった。<br />
<br />
少子化問題を抱えた現代、ぼくがお手伝いしている学校でも前校長が病気になられたこともあり、今年からトップが入れ変わって同業者の方が校長となられた。幸い、うちの学校では友人が語ったような問題は特にないが、学部長や学校長があちこちで変わっていることは確かだろう。どのような問題があるにしろ、この時代、学校は大変なのだ。まッ、ぼくは非常勤なので楽をしているが、「経営力か？　華やかさか？　はたまた実績か？」問題は山積していて不透明なままだ。ましてや、美術係の学校長はややもするとアーチストが多い。辛口なことを言ってしまえば、経営者の一員としては素人だ。そのド素人が勘違いをして、ウサギを走らせ、イエスマンをかき集めるために小さな権力の乱用をしはじめるようなことがあっては、生徒たちがあまりにも憐れだ。<br />
夢や希望と欲は紙一重、人間力が衰えてしまった混乱の時代、デザイン関係はカタカナ産業とは言え、なんでもかんでも洒落で誤魔化そうとする小手さきのファッション性なんぞ、今やなんの役にもたちはしない。<br />
<br />
均衡を崩さずに、力あるものはその力を正しく使うべきである。そのことだけでも、すでに真の教育者だとぼくは信じているからだ。<br />
<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>日々のアブク玉</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-21T10:41:05+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
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  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=613921">
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    <title>春の歌</title>
    <description>粉雪ふわふわ風に舞う
赤いりんごも眠くなり
白雪姫はかなしかろ
さびしい国に芥子の花
咲いては風に吹かれとぶ
とべばおまえにとどくかな

花のような春の歌
凍てつきながら歌おうか

小声で歌う子守唄
凍てつきながら歌おうか

雪降る夜にやってくる
父の...</description>
<content:encoded><![CDATA[
粉雪ふわふわ風に舞う<br />
赤いりんごも眠くなり<br />
白雪姫はかなしかろ<br />
さびしい国に芥子の花<br />
咲いては風に吹かれとぶ<br />
とべばおまえにとどくかな<br />
<br />
花のような春の歌<br />
凍てつきながら歌おうか<br />
<br />
小声で歌う子守唄<br />
凍てつきながら歌おうか<br />
<br />
雪降る夜にやってくる<br />
父のマントの色に似て<br />
おまえの旅をあたたかく<br />
黒くしめった土の色<br />
ともにまとって暮らしていこう<br />
春はつましくそこにいて<br />
<br />
花のような春の歌<br />
凍てつきながら歌おうか<br />
<br />
白い道をさまよい歩き<br />
凍てつきながら歌おうか<br />
<br />
<br />
『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-13T09:03:51+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=612394">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=612394</link>
    <title>ためらい</title>
    <description>

壜でふさいであった穴を開いたせいだろうか、はなやぎのある香気と分泌物とがアルコールに溶けあってゆくような匂いがした。と、同時に、蝋燭の焔がゆれて、影が大きく動いた。しかし、それは影だけであって、二人はそのままじっとしていた。声はとぎれとぎれに聞こえ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/katana.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
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壜でふさいであった穴を開いたせいだろうか、はなやぎのある香気と分泌物とがアルコールに溶けあってゆくような匂いがした。と、同時に、蝋燭の焔がゆれて、影が大きく動いた。しかし、それは影だけであって、二人はそのままじっとしていた。声はとぎれとぎれに聞こえたが、意味までは分からなかった。少女・・・、そう、いまはすっかりと大人になったメムリンクがまるで子供のようにコクンとうなずいた。そばにいた伯母は、ファラオが死んだときにかぶるエジプト仮面のような化粧を丁寧にほどこすと、なにごともなかったかのように二人は立ち上がった。<br />
<br />
いま自分がいるこの地下室の部屋は伯母の実験室のようなもので、大きなテーブルの上にはアルコールランプや三脚台。溶き皿。サジ。ふるい。薬研。すり鉢。ミョウバン。画帳。短剣。ふじうつぎの種子に含まれたアルカロイドやヒ素を吸った雑巾。カビを培養したガラス皿。木の実や根茎・・・手袋やエプロンが散乱していて、石畳の土間には大小の鍋やガラス壜になにかの水溶液がとごっていた。だが、自分がいま覗いている奥の部屋はこれとは反対にすっきりしていた。だから、二人がちょっと動いただけでも、二人をずっと記録しつづけている眸の表面に奥の部屋の空気を読み解くことができた。<br />
<br />
「伯母はいまに蝋燭の焔を吹き消すだろう」<br />
と感じた。<br />
<br />
雑然としたこちらの部屋で自分がむやみに動けば大変なことになる。ためらうことなくしっかりと足元を確認しておいて、気づかれないよう地下室をでた。<br />
<br />
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『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
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順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-11T17:52:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=606713">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=606713</link>
    <title>『山頭火さん』の朗読</title>
    <description>

本の読み聞かせをしたり、トークなどを楽しんでいるブログがあることを知ったのはつい最近のことです。
このジャンルのブログはなかなか面白く、以前読んだ本であっても新たな世界として聴くことができます。それに、なんたって楽ちんです（笑）

そんなブログとの...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/san.jpg" width="300" height="438" border="0"><br />
<br />
本の読み聞かせをしたり、トークなどを楽しんでいるブログがあることを知ったのはつい最近のことです。<br />
このジャンルのブログはなかなか面白く、以前読んだ本であっても新たな世界として聴くことができます。それに、なんたって楽ちんです（笑）<br />
<br />
そんなブログとのリンクを当サイトでは二件ほど張らさせて戴いておりますが、そのうちのお一人である　<a href="http://peperoncino-s1.seesaa.net/" target="_blank">page Voiceさん</a>　が、このたびぼくの文章を読んで下さいました。<br />
著書『山頭火さん』の一節です。短い文章ですが、ちょっとヘソまがりな文章です。気恥ずかしいすが、ぼくにとってはとても新鮮でした。宜しければ聴いてみて（あげて！）下さい。<br />
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<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>文学のこと</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-06T18:00:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=606276">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=606276</link>
    <title>城の地下室で眠っている壜の彼方へ</title>
    <description>

朝になって、フォガラシ城の窓辺に座りながら網目硝子から外をのぞいて見ると。昨日の夜半に走ってきた馬車のわだちの跡も、道も野山もひっそりと雪におおわれていた。我々は雪にうもれた城の中で二、三日のんびりと過ごしていたが、ある朝、メムリンクと伯母の姿を昼...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/hungary.jpg" width="405" height="270" border="0"><br />
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朝になって、フォガラシ城の窓辺に座りながら網目硝子から外をのぞいて見ると。昨日の夜半に走ってきた馬車のわだちの跡も、道も野山もひっそりと雪におおわれていた。我々は雪にうもれた城の中で二、三日のんびりと過ごしていたが、ある朝、メムリンクと伯母の姿を昼が過ぎても見つけることができなかった。それとなくどの部屋部屋を捜してもいなかった。ふと、小さなころ母となんども行ったことのある地下室があったことを想出した。ラベンダーやジャスミン、牛豚脂、木の皮や苔、その他いろいろな匂いがいつでも入り混ざって生け捕られている地下室だった。<br />
<br />
二人の居場所を召使や従僕にたずねたところでみな首をふるだけで、その場所に気づいたころはすでに黄昏ていた。わずかに温かな地下階段を降りてゆくと、低い小さな声がしていた。二人がそこにいることはもう分かっていたが、奥の部屋へどうしても入ることができなかった。そこで、そのむかし母に連れられてこの地下室へきたとき、母と伯母が奥の部屋で楽しそうに何かしていたことがあった。僕は退屈まぎれに隣りの部屋で一人遊んでいたが、そのとき、何段もの大きな棚があって、そこに丸い壜、角張った壜、三角の壜、切籠の壜、半月の壜、瓢箪の壜・・・それと・・・白い壜、青い壜、透明な壜、赤い壜、茶色い壜、緑の壜、黒い壜など、どれも埃をかぶって並んでいた。だから艶もなくて眠そうにぼんやりしていたが、中の一本だけが不思議に光っていた。手に取ってもそれは埃をかぶった普通の瓶だったが、瓶があったところから一条の光がさし入っていて、調べてみると、壁を造っている直方体の石が一つぬけ落ちていたのだった。そのことを僕はいまも覚えていたし、それはそのままに、いまでもそこにあった。ちいさく光った瓶をどけて、ちいさな壁の穴から奥の部屋を覗いてみた。<br />
<br />
するとその部屋に、蝋燭の焔にあぶりだされた一人の少女と伯母がいた。<br />
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『トランスシルヴァナイト』のあらすじは、こちらの<a href="http://blog.michihico.com/?eid=386271" target="_blank">トランク</a>を開けて下さい。全文を読んで下さる酔狂な方は、ブログのフロント・ページ左側の最下<br />
位にありる “CATEGORIES” の「トランスシルヴァナイト」を開き、下から<br />
順次上に向かってお読み下さい。主な<a href="http://blog.michihico.com/?eid=571943" target="_blank">登場人物</a>はこちら。<br />
<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>トランスシルヴァナイト</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-06T00:54:38+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://blog.michihico.com/?eid=605505">
    <link>http://blog.michihico.com/?eid=605505</link>
    <title>ブレーキの暴力</title>
    <description>
　　　　　　　　　　アクセル頌　　　　　　　　　　　　　 ブレーキ頌
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by-michihico sato
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能楽界の情報サイトに、『the能.com』...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<img src="images/a_z.jpg" width="405" height="478"  border="0"><br />
　　　　　　　　　　アクセル頌　　　　　　　　　　　　　 ブレーキ頌<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by-michihico sato<br />
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能楽界の情報サイトに、<a href="http://www.the-noh.com/jp/people/essay/index.html" target="_blank">『the能.com』</a>というのがあります。そこに「わたしと能」というESSAYのカテゴリーがあります。そのコーナーで「ブレーキの暴力／（操縦の美学に惹きつけられて）」というタイトルと内容で寄稿をさせていただきました。<br />
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このサイトは「能」に関する情報いっぱいのサイトです。ご興味のある方は開いてみて下さい。<br />
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　　　　　　　 （*エメロテーカ、他、関係者の皆さま、お疲れさまでした）<br />
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]]></content:encoded>
    <dc:subject>仕事のこと</dc:subject>
    <dc:date>2008-07-05T03:39:44+09:00</dc:date>
    <dc:creator>michihico</dc:creator>
    <dc:rights>michihico</dc:rights>
  </item>

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