2007.01.01 Monday
A HAPPY NEW YEAR
-朝日のあたる家-
都会だというのに
朝日のあたる家がある
それはわたしの家なのだ
わたしは貧しく
わたしの家はわたしの家でなく
ダンボール箱に似た家なのだ
だが
わたしの小さな家は
朝日のあたる家なのだ
都会ではコンクリートの大きな家が
小さな家を閉じこめて
太陽を隠してしまう
だが
わたしの小さな家は
朝日のあたる家なのだ
ぽかぽかと温かで
さんさんとした
太陽の光がここにある
太陽を考えるということは
太陽を手に入れることなのだ
都会は不似合いだけれども
太陽がさんさんと輝いて
風が吹き 雨が降るのであれば
ここがわたしの家なのだ
by 眞神原眞一郎_migumi