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足のない鳥
足のない鳥族を雲のむらがりに見た
彼らは繁栄から見捨てられ
籠にいれられて庇護されるというこそくな手段から
あえて
足を切断されながらも
空を飛ぶという
ごくあたりまえの権利を獲得した
血まみれて空を飛ぶ自由を

ずきずきずきずき ずきずきずきずき
彼らの鋭い痛みがおれを引き止どめる
哀れ 足のない鳥族よ
流れているのはおまえたちの血であって
おれの血ではない
おれの血ではないのに
ずきずきずきずき ずきずきずきずき
遠い記憶がずきずきぶるぶるとふるえだす

ずきずきずきずき ぶるぶるぶるぶる
おまえたちは腕のない鬼とおなじかもしれないが
鬼のように堕ちてはならない
おまえたちは永遠に飛びつづけなくてはならないが
鬼のように泣いてはならない
おれはおまえたちがこの地上へ残していった鳥族の
青い卵を空へ返すために
手無しで温めつづける茨木童子だ
                by:眞神原眞一郎_migumi
| 花鳥風月虹の詩歌 | 01:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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