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ロマン・ド・ラ・ローズ # 003.



   「一八九八年九月十日」

黒い喪服を着て、黒い
パラソルを差し、黒い扇をもった女

手の中

焼けつくような命。
けど「ありゃ幽霊だね」と、
人は嘲笑するけれども、
絶対的
オーストリア=ハンガリー帝国の皇女にして、「わたしは
彷徨うカモメの狂女!
双頭の鷲のエンブレムなんて知るものか」
虚無の白旗を愛艇のマストへ掲げて、
トワイライト・タイムまでは
ぬばたまの黒い
手袋を嵌めたままでいる・・・ 愚行
夜はファワグラを啄むから。 

(この王朝は、滅びるな)

幾何学的な紋様の凶器にて
ある晴れた朝突然に! 薔薇色の湖

桟橋

途中で
接吻(くちづけ)を交わす、美しい水鳥と園丁の二人組。
或は・・・ 
黄昏少女とダダイストまがいの不良少年
トリュフとファワグラのような一対の、
ディレッタントな恋びと同志。
女のほうは
血まみれでした。
なぜって?
昼と夜とがまじりあう
これは妙にパーフェクトな恋愛代名詞、
歴史上のミステリーだから。
          〈 C o r a z ó n 〉より






| C o r a z ó n | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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