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イリアス・オデュッセイア/木馬より花を


チビ助だったころの琥珀を描いてみました。

“身内”を描くのははじめてです。

オデュッセウスの愛犬アルゴスにあやかって、凪渚にて彼におんぶされています。ついでにお話も書いてみました。よかったら読んで下さい。


         *   *   *


むかしのむかし、つぎの王になるための試練として黒海の奥地へ金の羊毛をさがしにいった若者がいた。名をイヤソーンといって、その苦難の冒険をアルゴナウティカという。船大工アルゴスのつくった船アルゴ号にちなんだ物語だった。ほかにアルゴスと呼れるものに、千の眼をもつ巨人がいた。

たぶんそれらから、ご主人のオデュッセウスはぼくのことをアルゴスと呼んだ。

オデュッセウスは小さな島の王であったが、このたびのトロイア戦でギリシャ随一の王になろうとしていた。けれども、じっさいはアルゴナウティカの辿りなおしをしながら20年の歳月を危険にみちた海の上をさまよわなければならなかった。そんな苦難と野心にみちたむごい戦争をさけるため、ぼくは船出の風を止めたのだった。アルゴスという名前をつけられたとたん、千の眼の力を得たからだった。しかしぼくは仔犬だったから、凪はそうながくつづかなかった。(ぼくのイリアス・オデュッセイアより、絵は「凪渚のオデュッセウス」2018)





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