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オデュッセイア乃至エレクトラ


この夏の酷暑、ホメロスの『オデュッセイア』に関する資料をちょびちょびと読んでいる。思慮分別に欠けたギリシャ軍の総帥アガメムノーン王が鼻につく。王はトロイアから帰還して喜びの絶頂にあったところを王妃クリュタイムネストラとその愛人アイギストスによって殺害されるが、なぜにか妙にうなづけた。と同時に、むかしATGで観た『エレクトラ』のパンフを本箱の底から拾い上げながら読んでみていると、イレーネ・パパスの鷹のように高貴な眼差しや悔恨の苦悩を思いだす。エレクトラはアガメムノーン王と王妃のあいだにできた王女であり、実父の復讐のため実母を殺してしまう。その復仇の悔恨はギリシャ悲劇と呼ばれているが、資料の中に「琥珀の道」というのがあって、ギリシャ語では琥珀のことを「エレークトロン」といい、母親殺しのエレクトラの名も同義とのことであった。

なるほど、ボクの愛犬琥珀は“エレクトラ”なんだと知って、すがすがしい暗さのなかでマイケル・カコヤニス監督の冷たくも恐ろしい『エレクトラ』をまた観れたらいいなとネジを巻く。

2018 猛暑お見舞い申し上げます!






| 日々是好日 | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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