CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
<< 2018_琥珀の告白 | main | NHKてれび絵本/化け物使い >>
首の差で/Por una cabeza


 「夢の香り」

ぼくは目がみえないが 
ダンスを踊った 

そのひとからは 
ふしぎな匂いがした

みぎ耳からプンと百合の香りがして
ひだり耳からはリコリンの香りがした

デ・リスだろうか
プワゾンだろうか

百合と毒との花群れが溶けあって
そのひとの肌で調合され…変調する

首の差で 踊る
一輪の花

その花に支配され
ぼくたちは三曲踊った

あとはそのひとを見失ったが
広いサロンで踊っていたら

とつぜん!
百合と毒がうごく

眸をとじて
そのうごきを叮嚀にさがすも

「Watashi」という曲が流るゝ
そのひとはもうぼくのことを忘れたろう

          (琥珀の告白)より





| 琥珀の告白 | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.michihico.com/trackback/1018577
トラックバック