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夏の日のアトム



きのうの夜は
かぎりなく透明なマゴコロと
かぎりなくありふれたギマンの中で
カラスが死んでいたのでちいさな野の花をたむけてやった

きょうの朝は
おおきなイモムシと蝉のいのちを
人にふまれないよう
くさむらの中へそっと移してやった

あいかわらず黙ったまんま
ひれ伏したフリをしている石コロの黒い影
噫 もうどうしょうもないくらい
太陽はいっぱいだ


 (長崎、原爆投下の日によせて)

| 花鳥風月虹の詩歌 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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