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卒塔婆小町

                           海小町 Michihico


【歌】 わびぬれば 身は浮草の根を絶えて 誘う水あらば
    いなむとぞ思う(おののこまち)

ほほッ  ほふやれ ほふやれほ
ほほッ  ほふやれ ほふやれほ
そこの御仁よどいてくれ
シルバーシートは老婆のもの
うぬらもやがては老婆のよに
身は浮草の根を絶えて
誘う水なしチンチン電車
ゆらゆらゆれて針の山
ほほッ ほふやれほふやれほ

【栞】 なにをうるさきクソ婆 行きて疲れて腰掛けて
    良いも悪いもあるもんか なッ なッ! 
    街は俺らの私のものよ
    ジジ ババ ガキは寝てこませ

ほほッ そこのボインの姉チャンよ
お股もっこりひろげた兄チャンよ
われもむかしは戯れに
鴬鳴かせたこともある
小野の小町のなれの果て
うぬらも哀れこの老婆のよに
なって無常のチンチン電車
ゆらゆらゆれて死出の旅
身は浮草のゴミの数珠(たば)

【歌】 夢路には 足もやすめず通えども 現に一目
    見しごとはあらず(そとわこまち)

覚悟をしいや ほほッ ほふやれほ
往生しなっせ ほほッ ほふやれほ


           佐藤三千彦能楽詩集より「卒塔婆小町/そとわこまち」




| 能楽詩集 | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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