2009.12.12 Saturday
独逸神話傳説体系
ジークフリートの急所は背中だが
わたしの弱点は咽喉(アタマも)
この季節
冬になると急所のあたりへ傷がつく
できるだけ咽喉に負担をかけず
鼻腔を響かせるよう務めてはいるが
やんちゃな気分になると
そうもいかなくなる
近所にある耳鼻咽喉科の病院へ行っても
風邪薬を処方するだけで
やや とんちんかん
なんだかあまり通院したくはない
そんな中
昨日は朝から一日中おしゃべりしていた
咽喉をすでにをやられていたので
マイクを使用したが
夕方にはかなりヤバイ状態だった
放課後の帰り際
わたしのゼミで有能だった白猫ちゃんが
パリ賞を受賞し 卒業し
その留学から無事帰国して
雨の中
顔をわざわざ見せにきてくれた
そんでもって
白猫ちゃんと夜遅くまで遊んでいた
帰宅して 風呂でのんびりと
痛めた咽喉を温めながら
医術にたけた祖母に教えてもらったことのある
あの素朴な民間治療をふと思いだした
いつもは思いだしてもバカにして
実行しなかったが
咽喉の奥がかなり痛いので
試してみた
昔の日本映画などを観ていると
女郎屋のやりて婆さんが
咽喉に薄汚れたてぬぐいを巻いるあれだ?!
太いネギを半分に裂き
アルミホイルに乗せてトーストする
(普通はカナアミで焼く)
熱でねちねちしたネギはかなり臭いが
用意しておいたタオルの上のサランラップへ置き
あとは咽喉へぐるぐると巻く
用心のためと称して
一杯が二杯
二杯が三杯
カリン酒で咽喉をうるおしながら
活字を拾い拾ったのちに
ガーガーと眠る
あらやびっくり!
起きてみれば な なんと!
痛みがかなり和らいでいた
で 念のため
太いネギを半分に裂き
四枚並べて
おなじ“治療”をまた施しておく
わたし同様咽喉にお悩みのある方
おためしあれ
但し ネギは上等のものを