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イリアス・オデュッセイア/木馬より花を


チビ助だったころの琥珀を描いてみました。

“身内”を描くのははじめてです。

オデュッセウスの愛犬アルゴスにあやかって、凪渚にて彼におんぶされています。ついでにお話も書いてみました。よかったら読んで下さい。


         *   *   *


むかしのむかし、つぎの王になるための試練として黒海の奥地へ金の羊毛をさがしにいった若者がいた。名をイヤソーンといって、その苦難の冒険をアルゴナウティカという。船大工アルゴスのつくった船アルゴ号にちなんだ物語だった。ほかにアルゴスと呼れるものに、千の眼をもつ巨人がいた。

たぶんそれらから、ご主人のオデュッセウスはぼくのことをアルゴスと呼んだ。

オデュッセウスは小さな島の王であったが、このたびのトロイア戦でギリシャ随一の王になろうとしていた。けれども、じっさいはアルゴナウティカの辿りなおしをしながら20年の歳月を危険にみちた海の上をさまよわなければならなかった。そんな苦難と野心にみちたむごい戦争をさけるため、ぼくは船出の風を止めたのだった。アルゴスという名前をつけられたとたん、千の眼の力を得たからだった。しかしぼくは仔犬だったから、凪はそうながくつづかなかった。(ぼくのイリアス・オデュッセイア 「木馬より花を」から/絵は「凪渚のオデュッセウス」2018)





| 琥珀の告白 | 08:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
首の差で/Por una cabeza


 「夢の香り」

ぼくは目がみえないが 
ダンスを踊った 

そのひとからは 
ふしぎな匂いがした

みぎ耳からプンと百合の香りがして
ひだり耳からはリコリンの香りがした

デ・リスだろうか
プワゾンだろうか

百合と毒との花群れが溶けあって
そのひとの肌で調合され…変調する

首の差で 踊る
一輪の花

その花に支配され
ぼくたちは三曲踊った

あとはそのひとを見失ったが
広いサロンで踊っていたら

とつぜん!
百合と毒がうごく

眸をとじて
そのうごきを叮嚀にさがすも

「Watashi」という曲が流るゝ
そのひとはもうぼくのことを忘れたろう

          (琥珀の告白)より





| 琥珀の告白 | 12:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2018_琥珀の告白



右目は完全につぶれてしまった丹下左膳のぼくです
左目も小さいときから見えません
耳もきこえなくなり
足腰もだいぶ弱ってきました
ぼくのご主人も弱ってきましたが
まいにち一緒に散歩しています

弱虫になってしまったぼくたちですが
おおぜいの皆さんからいつも声をかけていただき
勇気をいただいて
今年も元気よく歩いていきます

いつも応援 ありがとうございます


                  琥珀より





| 琥珀の告白 | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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