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YOUNG APHRODITES/春のめざめ


演劇部だったころ部長の Iと映画研究部を立ち上げて部費を稼いだ。
やがてミイラ採りがミイラになるがごとく、他校の学生らと組んで映画ばかり撮っていた。
ゴダール風が多かったかもしれないが、そのころ、ぼくはギリシャ映画『YOUNG APHRODITES』が大好きだった。

あるとき役者をやるはめとなりScene13を撮ったが、その後、ぼくはスキーをしに冬山へ行った。
天気は上々、楽しかったが、帰ってくるとScene13の撮り直しとなった。

毛布の中へ入っていく男、(もだえる女)、毛布から出てくる男。
普通だった男が毛布から出てくると陽に焼けたメガネザルで、再撮影は春先となった。

       *  *  *

下記は、邦題〈春のめざめ〉へ寄せた谷川俊太郎氏の詩です。

愛ということばが生まれようとしている
クローエの息のなかから

心と体がわかれようとしている
クローエの乳房のしたで

海辺の村の愛のあけぼの・・・
その潮騒はいまにつづいて

少女のなかに今日も二羽の鳥がいる
殺された鳥と 放たれた鳥と


https://www.youtube.com/watch?v=wmk3RBOSXX4

ギリシャ映画「Young Aphrodites」のテーマソングです。
ジョン・マルコポウロス作曲のフルートにいかれてました。






| 日々是好日 | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Manos Hadjidakis


学生だったとき友人とともにギリシャ大使館へ行ってわけてもらったマノス・ハジダキスのLP。カセットにはとっておいたけど、LPはいつのまにか行方不明・・・けど、こうして聞けることがありがたい。


https://www.youtube.com/watch?v=gKJCF8eqX3w





| 日々是好日 | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
オデュッセイア乃至エレクトラ


この夏の酷暑、ホメロスの『オデュッセイア』に関する資料をちょびちょびと読んでいる。思慮分別に欠けたギリシャ軍の総帥アガメムノーン王が鼻につく。王はトロイアから帰還して喜びの絶頂にあったところを王妃クリュタイムネストラとその愛人アイギストスによって殺害されるが、なぜにか妙にうなづけた。と同時に、むかしATGで観た『エレクトラ』のパンフを本箱の底から拾い上げながら読んでみていると、イレーネ・パパスの鷹のように高貴な眼差しや悔恨の苦悩を思いだす。エレクトラはアガメムノーン王と王妃のあいだにできた王女であり、実父の復讐のため実母を殺してしまう。その復仇の悔恨はギリシャ悲劇と呼ばれているが、資料の中に「琥珀の道」というのがあって、ギリシャ語では琥珀のことを「エレークトロン」といい、母親殺しのエレクトラの名も同義とのことであった。

なるほど、ボクの愛犬琥珀は“エレクトラ”なんだと知って、すがすがしい暗さのなかでマイケル・カコヤニス監督の冷たくも恐ろしい『エレクトラ』をまた観れたらいいなとネジを巻く。

2018 猛暑お見舞い申し上げます!






| 日々是好日 | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アウゲンブリック


未来と過去のはざまにて、どこかで一瞬!ぷんと匂った花の気配を求め、そのいのちの在処をさがしてみても見つからず、ついには見失ってしまうことが多い。このことは花にかぎったことではなく、いのちとはことごとくそのようなものではないだろうか。

夏の木漏れ日をぬって歩く犬の背中を撫でてゆく風の輝きを握りしめることはできない。脆く、せつなく、甘く、儚い感覚だけが上辷りしてゆく。そんな上辷りしている「幻」の正体を描ければと思うことがあるが、それは夢のまた夢、なにをどう表現すればいいのか分からないまま刹那をただ漫然と生かされている、


今日このごろの、虚無を生ききる。





| 日々是好日 | 13:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
花へ至ル道


紅に対して白牡丹はなかなか咲かずヒヤヒヤしましたが、そのとき一緒に買ったカサブランカが昨日咲いてくれました。五月連休のころ、小指の先ほどの蕾を六個つけてくれましたが、蕾は大きくならず、なかば諦めていただけにホッとしました。

六つの蕾はどれも立派です。

暗い街角や公園の片隅にて赤の他人どうしが無言のまま群れて立ち止まりながら携帯を覗き込み、なにやら“捜物”をしている。また、乳母車に乗った乳児が端末器をおもちゃにするこの時代。花から多くを学びました。

土のなかで眠ったままいつ咲くかわからない植物は、ゆっくりじっくりとその時期がくるまで焦らずにいる。そして風を感じ、光や雨を感じながら満を持して堂々と咲きはじめだす。途中でもし折れても枯れてもそれを受け入れるしかないリアル・・・機械とはひと味違った“いのち”のありようからボクはたくさんの勇気や自信をもらった。






| 日々是好日 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雨と宗達



雨の日は
ぼくの行手には
いつでも
宗達が

じっと待っていてくれる





| 日々是好日 | 20:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
名残の紅牡丹


白地に 赤く ああ美しや
日本の春は

名残の 紅牡丹です






| 日々是好日 | 12:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
白牡丹


あんなに弱々しかった白い花が
20CmØもの大きなプロペラを回転させてくれました

「かんじんなことは、目に見えないんだよ」

これは『星の王子さま』の著者
サン=テグジュペリ伯爵の言葉です

これから牡丹寺「薬王院」へ行ってみます

                 (4月15日撮影)






| 日々是好日 | 10:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
明日からは滅びの美学へ


3日目の紅ぼうたん
満開の極みにて 絢爛です

満つれば欠ける・・・
明日からは滅びの美学へと至るでしょうが
秘っすれば 花!
あとはひとりで楽しみます






| 日々是好日 | 09:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
紅ぼうたん


紅ぼうたん。
開花二日目で(無事)満開です。
白はまだですが

・・・ホッ!


自身で育てて咲かした花と
買ってきた花とでは
見え方がぜんぜん違いました。






| 日々是好日 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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