つぎへの、前に?


あるていどのことは考えてきたのですが

ここにきて 迷うことがあります

最初に倒すドラゴンは西のドラゴンですが

東京という自分の居場所から考えれば これは わりと自然です

しかし 仮に 絵本のランドがヨーロッパであるならば・・・

あるいは 傲慢な王の王国を中心とするならば

王は西からではなく 東あたりから手をだすかも知れません



別段 このことはどこからでもいいのですが

北は最強のドラゴンとして最後まで残しておきたいし

当ブログ掲載のP-8・P-9の絵柄は西地区というよりは

黒い森(シュワルツ・ウオルト)がある森の彼方の地

トランシルヴァニアに近い東地区のようでもあります



ドラゴンを倒すたびにボロボロニなってゆく王子を描くつぎのページでは

イバラの枝をすこし描きたいなと思っています

イバラは有刺鉄線であり その鉄線が張りめぐらされている地区は

王や王子が住んでいる白鳥王国より たぶん進んでいる国かも知れません

西地区か 北地区か・・・

こうしてみると 白鳥王国は東欧と西欧のはざまにある地区

それも 南欧に近い中欧あたりかも知れません

東や西や南のドラゴンを倒し 最後には北をめざします



こんなふうにしながら なんとなく進んでいる絵本ですが

わたしは経験を数多くつんだ絵本作家でもなんでもないので

フォローしきれないことはいろいろあります

しかし 自身の行ないを後付けであっても 無意識に描いた絵から

このように教えられたり 推理し 推敲することは楽しなことです



“西”から“東”へと書いたテキストは

ここで “東”から“西”へと書き直すことにしました

*当ブログ『ネジ式のマリッジリング』における過去のテキストは、本日訂正致しました。




| 揺らぎの場 | 14:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
試作錯誤の思考


絵はもちろんのことですが

文章についても簡単なダミー本を作り

各シーンごとに載せてゆくと

むだな言葉が手に取るようにわかります

めくり めくって めくり返す

いまは

そんな作業をやっています




| 揺らぎの場 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ネジ式のマリッジリング#04

P-08                                     P-09


東のドラゴンを退治しました


生物多様性的実験絵本『ネジ式のマリッジリング』より
絵と文・佐藤三千彦
軍艦茉莉號仮設出版社(完成、及び、発売予定未定!)

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絵本は むつかしい・・・
文末の表現を あまり活用のない言葉でまとめたかったが
子どもにも読んでもらいたいと思うと なんとなく そっけなくて 
どうしてもしっくりこなかった
そこで 「です・ます」調にまとめ直してみた

名刀を振りながら 竹林でスパスパ竹を斬り落すような
そんな文体にと 今も多少迷っているが
絵がユーモアに満ち溢れているわけでもなく
ぎくしゃくしていて硬いので
結局 やさしい文体とした

鮮度より深度と
ひとりプロジェクトではじまった
自家版絵本『ネジ式のマリッジリング』は
まだまだ時間はかかるだろうが
ブログという道場を活用し
あっちへふらふら 思考錯誤の状態で
ぼちぼち とことこ やってゆく
それが人生だから!




| 揺らぎの場 | 13:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
鮮度より、深度
        真央ちゃんのスケート靴の底のアカを煎じて飲ませたいの巻


時代は確実に変わりつつあるのではないだろうか?
いや 変わらないかも知れないが! そうあってほしい
先日マオちゃんの銀メダル獲得について
街頭インタビューをTVでやっていたが
以前のような バカの一つおぼえのVサインをするお嬢さんはいなかった
だれもがみんな いまにも泣きだしそうなくらい感動していた
あれは魂のリアルに触れたときの表情だ
日本人が忘れかけていたなにかが そこにはあった
権力をもつクソ爺たちに マオちゃんの靴底のアカを煎じて飲ませたい

イラストレーターのS.T氏がブログでいいこと書いていたので 
ぼくもちょっと 書こう・・・
今朝 ラジオを流していたら 
「大貫妙子懐かしい未来」って番組で
作家の保坂和志さんが興味深いことを話していらした
保坂さんの真意を ぼくにはとうてい書けないので
じぶんの言葉をまじえながら
その上面を 簡単に書いてみたいと思う

保坂さんには「個人プロジェクト」があるらしくって
(この「個人プロジェクト」ていい言葉だなあ)
“君、その考えは随分と閉鎖的だね”というヤツがいたら
ウムッ!と そこで一旦立ち止まってみるプロジェクトだそうだ
つまり 彼の中では「閉鎖的」という言葉が
対人関係におけるひとつのスケールになっているわけだ
不用意に使うやからには要注意! ってわけだが
これはいいスケールだな と思った

“閉鎖的”な物や 考えをもっている人は全部ワルイものとして
水にうすめて流通させて そんでもって銭儲けする
人は人とちがえば不安になって なんでも皆とおなじになろうとする
そこへつけこんで またも水でどんどんうすめてしまう
世界中がおなじ情報でお手手つないでピッポパ
なんでもかんでもわかりやすくして 流通させる
これがいまの時代であり 世界なんだ
銭は儲かるだろうが どれもこれもよせあつめ
きちんとしたものは でてこない
(この「きちん」という概念は人によってさまざまだろうが、そのことでいちいちイチャモンつけるような人は、まずもって「個人プロジェクト」のスケールにいの一番で引っかかる人だろう)

たとえその道はきびしくっても
きちんとした考えを持っていれば 孤独ではなく
孤立はしないだろう・・・て いっておられた
(我々とはあまりにも世界が違うが、丁度、プルシェンコさんとマオちゃんの友情のように)

ぼくは職業柄 これからは鮮度ではなく
深度だと思っている
マオちゃんは いまのスケート界について
この深度とも捉え得ることのできる“基準”があいまいとなって
ジャンプの難度が一段一段落ちている と
そんなふうに危惧されていた
マオちゃんの考えかたを ぼくは新しいし正しいと思った
神聖なる競技を水でうすめてゆくことに対する
これは十九歳の ウムッ! だろう


 
| 日々のアブク玉 | 21:09 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
クイーン・オブ・トリプルアクセル
        浅田真央とエフゲニー・プルシェンコの友情に乾杯!


マオちゃん よかったね
ひたむきなきみのすがたに
あのプルシェンコさんが心ひかれ
きみがのぞむなら 4回転でも
なんでも教えてあげよう
いっしょに練習しようって
そんなふうなことを いったとか

氷の上をくるくるすべっているだけで
まともに飛翔しようとしないデクのライサチックを
はっきりいってぼくはあまり好きではない
なぜ 金メダルをとっちゃったんだろうか?
エフゲニー・プルシェンコがいうように
選手がジャンプにいどまないのなら
男子シングルではなく
アイスダンスだろうって・・・
このことは
女子シングルでもおんなじだ!

競技がアイスダンスショーになっちまったら
採点の判断は すき きらいであいまいになるだろう
いかにうつくしく 飛んだか 飛べなかったか
それが競技で そのうえでの演技力だ

でもマオちゃん よかったね
金メダルは とれなかったけれど
そんなふうなことをいってくれる友情が芽ばえ
ほんとうに よかった
それにマオちゃんは 
トリプルアクセルの女王だもの
ほんとうに すごいな
ほんとうに よかったな
ああ! 
ほんとうに よかったよ



| 日々のアブク玉 | 19:41 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
マオのストレートラインステップ
        バンクーバー五輪「真央ちゃんの誇り高き魂」へ献ず


たたかいは なおつづく
とべとべ 少女
とべ 少女
一瞬! 一瞬! を
とぶ 少女たち

ぼくは 旅にでていたので
ヨナのありったけを
マオのありったけを
二日おくれの よるにみた

やわらかい肉
やわらかい歯
フリー「ピアノ協奏曲へ長」ガーシュイン
ゆるやかで のびやかな
ヨナはすべてに うまかった

はりつめた肉
はりつめた歯
フリー「鐘」ラフマニノフ
鬼気せまり 必死三昧
ひとりぼっちで舞ううつくしの マオ

マオちゃんの まっすぐな
マオちゃんの くるしみの
マオちゃんの かがやきの
マオちゃんの やわらかな
胸にしろがねの 月もよう

ああ君にありったけの 感謝をしよう
ありがとう 三つのアクセル
そして おつかれさまって
だって おそろしいほど 
きみは元気で うつくしかった



| 日々のアブク玉 | 00:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ネジ式のマリッジリング#03

P-06                                     P-07


たたかいのときがきました

「東のドラゴンを退治したら、となりの国のお姫さまと結婚式をあげ、わたし
にかわってこの国の王にしてやる」と王はいいました

「美しい地層をもったドラゴンとたたかうより、なかよくしたほうがいい」と
王子はこたえました

「おまえの母さんを殺したのはドラゴンなんだ」と王はきぐるってみせます

かなしみのまま
 
王子は東へむかい はてのない旅へたちました


生物多様性的実験絵本『ネジ式のマリッジリング』より
絵と文・佐藤三千彦
軍艦茉莉號仮設出版社(完成、及び、発売予定未定!)




| 揺らぎの場 | 01:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ポーのくろ猫

                  THE BLACK CAT(部分)


2010年3月1日(月)〜6日(土)まで

「ものがたりと猫・100展」が南青山のピンポイントギャラリーにて

開催されます

ひとつひとつは小さな絵(150×200mm)の世界ですが

100人の展覧会です

お近くへおいでの折にはお立ちより下さい

わたしはEdgar Allan Poeの『黒猫』を出品しています

ポーの『黒猫』は

主人公の男がかんしゃくをおこし

飼い猫の目をペン先でえぐっちゃう

ところが その猫のせいで
 
うっかりと奥さんを殺してしまいます

そんでもって その奥さんを壁に塗りこんでしまいますが・・・・
(その事じたいちょっと変だが!)

この物語は怪奇であって怪奇ではなく

いわば教訓じみています

それを“怪奇”にしたところにポーの凄みがありました




| 日々のアブク玉 | 11:19 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
ネジ式のマリッジリング#02

P-04                                                                                   P-05


王のこころは ちぐはぐなうつろいにみちています

だが ひとつの翼!

おお ひとりの翼!

王国には 鳥になりたがりやさんの王子がいました

王子の領地は オートバイのなかにあり
 
風になって 鳥になってあそびます


生物多様性的実験絵本『ネジ式のマリッジリング』より
絵と文・佐藤三千彦
軍艦茉莉號仮設出版社(完成、及び、発売予定未定!)




| 揺らぎの場 | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ネジ式のマリッジリング#00

P-00                                                                                   P-01


人はだれもが

仮面をかぶって生きている

しかし 

その仮面を脱がなければならない

ときがある


     *

わたしたち人間は、美しい地層を残せるだろうか・・・

生物多様性的実験絵本『ネジ式のマリッジリング』より
絵と文・佐藤三千彦

軍艦茉莉號仮設出版社(完成、及び発売予定未定!)



| 揺らぎの場 | 10:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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