CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
タンバリンギャラリー 2017展


以前に川村記念美術館で見たコーネルの「海ホテル(砂の泉)」や「鳥たちの天空航法」がわたしを浸食していたことを最近になって自覚した。流動する砂の表面のように変化しつづけるわたしの作品。けれども、その本質の一粒はなにも変わることなく、むしろ、試された形骸にしがみつきながらトレースすることよりも、断片を好んでいたことを・・・ 来年からは肩の力をもっと抜いて、絵日記のようなものが描けたらいいなと願っています。

さて、今年さいごの絵かも知れませんが、タンバリンギャラリーの「FANTASTIC DAYS 2017」グループ展に参加します。


      http://tambourin-gallery.com/tg/exhibition/


20Cm∅のタンバリンに「夜間飛行」というタイトルで出品します。期間は2017/12/12(火)〜12/22(金) 時間11:00〜19:00(12/18・月休廊)です。97人による共演・響宴です。よろしければ、見て下さいく。





| インフォメーション | 12:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アルゼンチンタンゴ・ダンス 発表会




大矢英一郎先生が主催されるTANGOダンス発表会のチラシ& ポスターのお手伝いをさせていただきました。生徒さんはじめ、プロデモは英一郎 & マナ先生はじめ、高志 & めぐみ先生ほか大勢の先生方が参加されます。また、今年の休憩タイムはミロンガをご用意していますので、みなさまお気軽に踊っていただければ幸いです。



スペシャルデモ

Aco&Mariko 
Takashi&Megumi 
Tsuruyo&Hide 
Kenji&Liliana 
Sae&Juan Carlos 
Miki Nishikawa&Gonzaro Pratti
Toki 
びーちん(Hip Hop) 
Eiichiro&Mana 



---------

2017年12月24日(日)

東京芸術センター天空劇場

お問い合わせ;ソログリスタンゴカンパニー 大矢英一郎

mireitango@nifty.com
Tel
080-5009-4054

---------





| インフォメーション | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
夜間飛行


世界の静かな中心であれ・・・ Le Petit Prince Vol;010


 「風と砂と星のバラッド」

飛ぶ
ヴォル・ド・ニュイ
    
風が流れ
砂が流れ
星は流れた

自由、夜へ
時は流る
  All Rights Reserved;M, satow

 

https://www.youtube.com/watch?v=TEzG3Y3pgjg





| 花鳥風月虹の詩歌 | 13:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
不帰順地帯


世界の静かな中心であれ・・・ Le Petit Prince Vol;009


  不帰順地帯   

ムハンマドの血をうけついだ砂漠の不帰順族は
朝な夕なの千夜一夜を 
砂中にただよう楼閣の凹凹から
あるいは時が無限にこぼれ落ちてくる
キャラバン隊の亀裂したテントの隙間から
獲物がいつ罠にかかるかをたえず待ちのぞんでいた

ブルゲーに乗った鳥の族長は『夜間飛行』のメモ書きに夢中となり
チチンデラ・ヤパナの群れる不帰順地帯へどすんと墜ちた
「ここは飛行機の通り道じゃないが罠にかかったぞ」
一糸みだれぬスルタンの手下どもは口々にわめいた
遠くではフェネックギツネと黒いアヌビスが交尾している
砂漠に種をまくためのこれは儀式なんだ

  落ちろ 落ちろ
  落ちては飛ぶ鳥 また落ちろ
  せっかくつかんだ鳥の羽
  ワーオ・ワーオとすすり泣き
  交換しようよ種子のため
  おまえの前歯とわたしの前歯

塞がれた穴のなかにある神殿の砂を撫でながら
「どこで寝ようか、不帰順族の王女さま」
「どこで寝ましょう。空から墜ちた王子さま」
おとことおんなが一緒に寝るとき
流れつき 鎮められ 芽吹いて
やがてひとすじの銀河から小さな太陽王が古びた空をとき放つ
                  All Rights Reserved;M, satow

      * * *       

*不帰順とは武器をもって反逆や抵抗をすることであり、「星の王子さま」の著者サン=テグジュペリはモロッコの西南端にあったカップ・ジュビの飛行場長だったとき、その辺り一帯は不帰順地域であった。

*チチンデラ・ヤパナ(Cicindela Japana)とは昆虫の学名でニワハンミョウのことである。ハンミョウの特性は人や小動物が近づくと飛んで逃げ、逃げては振り向き、振り向いては飛んでまた待つという妖しい足どりをする。これがため、その奇妙な飛び方にさそわれた獲物は砂漠の奥へと迷い込んで命を落とす。が、しかし、サン=テグジュペリはそのような砂漠で不帰順族の心をつかむ。






| 花鳥風月虹の詩歌 | 09:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
悲しみのミロンガ

世界の静かな中心であれ・・・ Le Petit Prince Vol;008


  手紙よ、届け

砂を噛んだプロペラに
ほんの少しだけれど
喉が乾きはじめてきた
銀キツネが運んでくれる
ダークサフランの蜜をなめたよ

夜がくだけて目覚めれば
左胸のポケットに
よい匂いのする手紙がひとつ
望郷は一滴の花にさすらい        
夜間飛行の鳥は凍える

マヤ族の少女コンスエロへ
手紙を書いてみようかな
アリ地獄のような砂塵にて
壊れかかった万年筆の
青いインクはしたたっている

ハトシェプスト女王だろうか
名前なんか知らないが
ミイラ王の柩へもたれ
このまま死んでいくんだろう
夜 自由 手紙よ届け
          All Rights Reserved;M,



https://www.youtube.com/watch?v=VkkaT20fOmY




*クロマチック ハーモニカで演奏するウーゴ・ディアスの「悲しみのミロンガ」に贋作の歌詞をつけてみた。ウーゴはアルゼンチン生まれだが、インカ語などを話す人がいる北部地方の古都サンチアゴ・デル・エステロで生まれた。「星の王子さま」の作家サン=テグジュペリの妻コンスエロにはマヤ族の血が流れている。エジプト、アトランティス、マヤはつながっていて、ボクにはなんとなく一つの世界だ。サン=テグジュペリはアフリカ、大西洋(アトランティス大陸)、南アメリカを郵便飛行士として飛んでいた。彼は「ファラオの問題」という著書も残している。ボクの旅はまだ始まったばかりだ。






| 花鳥風月虹の詩歌 | 20:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
タンゴを踊った星の王子さま



世界の静かな中心であれ・・・ Le Petit Prince Vol;007

 タンゴを踊った星の王子さま


キジバトいろの航空服を脱ぎすてて
風と砂と星のイカロスは
うすももいろの黄昏の
見覚えがある街角へ 舞降りる

空に幸せをもとめ 飛び回ったアホウドリ
一ばん星 二ばん星 三ばん星
どんなに星々を翔巡っても
自由とはいったい何であったろうか

ああ 帰りなん ボルベール!

風が運んでくれる 忘れかけていた街角の
なだらかな坂道を裸足のままに 
海が見える日常の広場へと歩きながら
そこでお前を探し お前と踊る

ああ 帰りなん 帰りなん

バラの吐息がまだ奇跡のように息づいている     
“慰め”という名のマヤ族の女の子
毒ヘビに噛まれ命つきる日が来るまでは
ともに踊ろう ともに歌おう
          All Rights Reserved;M,



https://www.youtube.com/watch?v=0TPtsf8nSpQ



*不世出のタンゴ歌手カルロス・ガルデルも、「星の王子さま」を書き残したサン・テグジュぺリも飛行機事故で亡くなった。ガルデルが作曲した「Volver(帰郷)」は有名だが、サン・テグジュぺリがブエノスアイレスにあったアエロポスタル・アルヘンティーナ社に赴任したとき、コンスエロ・スンシンという女性と出会い結婚をした。星の王子さまが美しいバラの花コンスエロと毎夜ブエノスアイレスでタンゴを踊ったであろうことは、ボクのささやかな夢なのだ。






| 花鳥風月虹の詩歌 | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
黄昏のオルガニート




世界の静かな中心であれ・・・ Le Petit Prince Vol;006


 黄昏のオルガニート

海の見える白い町で
おれはタンゴダンスの王様だった
踊りのコルテでは 場末で一番
金のスーツに 銀のポマード
めでたい日々を楽しく過ごして
かわいこちゃんのメメに夢中さ

から騒ぎ! おお から騒ぎ

だが ある日よそ者がやってきて
そいつは喧嘩好きで いい男
おまけにすご腕の踊り手だった
低い調べ 高い調べ
おたまじゃくしを奴隷に従え 踏みつけて
蛇のごとくに くねって光る

メメ! おお メメ

おれとやつとは メメを争い喧嘩腰
やつのナイフが おれの脚を十字にえぐった

から騒ぎ! おお から騒ぎ

黄昏どきのオルガニートが・・・
縫っては奏でん こころや片足
十ヵ所 十五ヵ所

虎皮模様の切り傷を 舐めながら
メメ! おお メメと
彷徨い歩く 黄昏に汚るゝ町を
          All Rights Reserved;M,



https://www.youtube.com/watch?v=iYx1Jk3qQkM


*白い港町とはカルロス・ディ・サルリの故郷バイア・ブランカのことだが、地中海が見える白ナイル河口にあるアレクサンドリアの意でもある。「ヤツ」とはエジプト神話に登場するセトのことであり、「オレ」とはオシリスのことであって、「メメ」とはネフティスのことである。これは最近の絵と詩だが、砂漠からなんども蘇ったド・サン=テグジュペリはあまり好きでなかったブエノスアイレスで、フレンチなタンゴ曲『碧空』をもし聴いたならば、その時、彼はなにを思ったであろうか。






| 花鳥風月虹の詩歌 | 10:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
夏の日のアトム



きのうの夜は
かぎりなく透明なマゴコロと
かぎりなくありふれたギマンの中で
カラスが死んでいたのでちいさな野の花をたむけてやった

きょうの朝は
おおきなイモムシと蝉のいのちを
人にふまれないよう
くさむらの中へそっと移してやった

あいかわらず黙ったまんま
ひれ伏したフリをしている石コロの黒い影
噫 もうどうしょうもないくらい
太陽はいっぱいだ


 (長崎、原爆投下の日によせて)

| 花鳥風月虹の詩歌 | 09:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
タンゴ・エジプシャン Vol ; 005




世界の静かな中心であれ・・・ TANGO EGYPTIAN


 青ナイル 白ナイル

星に覆われた空の下で 揺れている
破片だらけになった ぼくのガラクタ
汚れた顔の 汚れた切り傷
もうふさがることはない 水の裂け目で 
やぶれた翼が 泣いている

泥の揺籠 ゴンドラ揺らして
だれかの歌が 亜麻服のぼくを呼んでいる
ああぁ ああぁ らりるれ ららら
ぎこちなく その歌声と溶けあうガラクタ
治らない切り傷が 泣いている

ああぁ ああぁ らりるれ ららら

太陽のような夢 泡立ちて
ふさがってゆく 青い白い水の裂け目
ぼくはまた 生き返れるだろうか 
薔薇色の砂 灼熱の肌をまさぐりつつ
イシス きみが熱い抱擁の中にて






| 花鳥風月虹の詩歌 | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
タンゴ・エジプシャン Vol ; 004




世界の静かな中心であれ・・・TANGO EGYPTIAN
   ムーン・ダンス

ものやお金があまりない時代にぼくは生まれましたが、それでもいろんな遊びをしながらたくさんのことを学んできました。だから電車に飛び乗ったとたんPCゲームに没頭する人々をみていると、なんだか不思議でなりません。通いなれた路線であっても光や影の調子は違いますし、お天気や季節ごとに変化してゆく人々の装いや表情、しぐさにも違いがあって実におもしろいものがあります。ですからぼんやりしながら、いまでもよくひとり遊びをします。自分の影を自分で踏んで、画家キリコが描く「通りの神秘と憂愁」に登場する少女のように、影踏み鬼ごっこをしながら無い知恵の輪をくるくる回して遊んでいます。しかしそのような遊びには軽い滑稽さをともないますが、それを自己嫌悪だとは思わずに、自身の裏側に潜んでいるもうひとつのいきもの“ファンタスティック・アニマル”との出会いだと思って楽しんでいます。

ボクサーが仮想の敵を想定しながら練習するのをシャドーボクシングといいますが、タンゴ・レッスンでもこのシャドーはとても大切なので気分転換にはもってこいです。直線と曲線の中にあって、女性の歩数や軸足を想定しながら身をかわし、よじり、接触しながら、女性を解放すべき出口へと導きながらオープン・ザ・ドアのごとく何枚もの透明なドアを開いていきます。それはまるで闘牛士のパセのように無駄のないきわどさでもって、たとえ仮想であってもアストル・ピアソラの「オブリヴィオン(忘却)」やゴタン・プロジェクトのアルバム「ルナティコ(狂気)」のリズムに合わせて兎のダンスを踊ります。

TANGO EL SIGNO! 今夜も月下の微候の中で「タラッタ、ラッタ、ラッタ、兎のダンス・・・」を能楽や茶道、剣道のようなスリ足でムーン・ダンスしています。 





| 花鳥風月虹の詩歌 | 13:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/118PAGES | >>