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李賀・還自會稽歌


九月は「夜空」が隠しテーマで、唐の詩人・李賀の『還自會稽歌』の中の「湿螢、天子の宮殿に満つ」からインスパイアされた幻視です。


野粉椒壁黃,濕螢滿梁殿。台城應教人,秋衾夢銅輦。
吳霜點歸鬢,身與塘蒲晚。脈脈辭金魚,羈臣守迍賤。



 「螢」 

川面を腐草が流れゆく
ほたる、来い

あっちの水はにがいぞ
こっちの水はあまいぞ

ほ、ほ、螢来い
螢は腐草の化身なり

すえてにがにが水っぽく
光の尾を曵くゆらゆらら    

蛇が水面を渡るが如く
冷たい蛇腹の皮を光らせて

あれは平家か、源氏かな
また一人流れゆく

死んだ男の幽霊螢
死んだ女の姫ほたる  

ほ、ほ、螢来い
舟を浮かべて夜もすがら

あっちの水はにがいぞ
こっちの水はあまいぞ

燃えて消えゆく螢かな
流れながれの螢かな


   *三千彦流あんぽんたん意訳



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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
九月のテーマは
    春夏秋冬「古城にて見上げてごらん螢火舞う夜」です
    2016年8月1日(月)〜8月31日(水)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
華氏四五〇度画法


『華氏四五一度』とはSF小説を書いたレイ・ブラッドベリの表題だが、この数字は紙が引火して燃えだす温度である。私はこの科学を応用し、多くの絵を描いた。ここに並べられたナイフ類は、どれもがみな金属の筆たちなのだ。



   

*「華氏四五〇度画法」とは紙が燃えだす一歩手前の温度を利用した画法。だが、コースターのように空気を多く含んだ紙の場合はよく発火する。






| インフォメーション | 12:17 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古代ギリシャ展


入口付近にあった落とし文と、古代ギリシャ展。
今日も暑かった!










| 日々是好日 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
八月の『吐くは千年、吸うは一日』展


八月の展示、無事に搬入しました。
隠しテーマやお遊び気分なインスタレーションは、“海”です。

ところで・・・ これは・・・
大きなオルゴール匣ですか、それとも仏壇?!
いいえ、ちがいます。
ステッキ専門店「チャップリン」の前にあるステキなショーケースです。







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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
八月のテーマは
    春夏秋冬「絹となるを知らぬ李賀と紅のフランドン豚」です
    2016年8月1日(月)〜8月31日(水)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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*新宿からの方は京王百貨店横から、ヒルトン行きの無料シャトルバスをご利用下さい。





| インフォメーション | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
絹となるを知らぬ李賀と紅のフランドン豚
 
                 絹とぼくと紅のフランドン豚/2016


ファントムな詩人、李賀の絶望は光となってゆく。
それを見たかった。
それが欲しかった。
だから描いたが、思いは少しもかたちにならない。



 「絹とぼくと紅のフランドン豚」

もう死んでしまったのかな
どこも痛くないけど
しゅっしゅっと息もしている
だけど夜の海はさびしくて
その海の中ほどに立っているのは
ぼくの海坊主だろうか

キーンという鋭い音が鳴っていたから
あれは紅のフランドン豚が乗っていた飛行艇だよ
クンクンと鼻を鳴らしていたが
からだを八つに分解されて
墓地のような青白い海に浮いている
泳ぐことはできないだろう         

そうした日々は過ぎたというのに
キリコの街は虫籠のように幾何学的すぎて
羽化を許されない蚕は繭の中に閉ざされたまま
花嫁のヴェールだけが輝きを放っている

豚と蚕とぼくは似ていて
空を飛べない



 

「皇女とルイジ・ルケーニ」は2008年作ですが、海とハモニカとつながりで展示します。
オーストリア皇女はルイジ・ルケーニというアナキストによって暗殺されますが、一本の糸へつながってゆく一筆です。



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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
八月のテーマは
    春夏秋冬「絹となるを知らぬ李賀と紅のフランドン豚」です
    2016年8月1日(月)〜8月31日(水)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
繭を運ぶ人/李賀



 絹とぼくと紅のフランドン豚

もう死んでしまったのかな
どこも痛くないけど
しゅっしゅっと息もしている
だけど夜の海はさびしくて
その海の中ほどに立っているのは
ぼくの海坊主だろうか

キーンという鋭い音が鳴っていたから
あれは紅のフランドン豚が乗っていた飛行艇だよ
クンクンと鼻を鳴らしていたが
からだを八つに分解されて
墓地のような青白い海に浮いている
泳ぐことはできないだろう         

そうした日々は過ぎたというのに
キリコの街は虫籠のように幾何学的すぎて
羽化を許されない蚕は繭の中に閉ざされたまま
花嫁のヴェールだけが輝きを放っている

豚と蚕とぼくは似ていて
空を飛べない



http://www.hiltopia.com/news/?start=0

*ヒルトンB1での展示『吐くは千年、吸うは一日』展、文字による八月(繭を運ぶ人/李賀)のためのエスキスです。





| 花鳥風月虹の詩歌 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
プリンス/星になった王子さま


綺羅綺羅のプリンス追悼特集号「プリンス/星になった王子様」(ミュージック・マガジン刊)が送られてきました。

イラストは孫悟空に扮した紫の君です。星になってしまった王子さま、やすらかに・・・












| 日々是好日 | 21:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
繭を運ぶ人・李賀

飼い殺されてゆく社会という繭の中にあって、病身であっても優れた絹糸をたえず吐きつづけた唐の詩人・李賀へ献ず。

*7月のインスタレーションは水面紋がある紙筒に蓮のオブジェです。


 繭を運ぶ人

太陽が裏返って燃えているから
わたしは私の居場所を求め
ある街の ある城をでる
健康な人々からみれば
病気なのだろうか

黒むらさきいろの鴉が鳴いている
白い旗が風に吹かれて笑っている

李長吉 二十七歳
蚕を買い
蚕を運ぶ人となり
ある街の ある城を遠のいて
カミュの海の港町へ立つ

海は到達不可能な場所
だからこそ閉ざされた扉を開くのだ

金の銀の良質な繭は孵れない
黒ずんだ腐敗現象であっても
筋肉の退化した蛾は
生きることを許されず
蚕のまま熱風の釜に茹でられる

噫 太陽が眩しすぎるから
私の影は濃くこんなにも浮かび上がって

  (上記は「出城…」のあんぽんたん意訳です)




出城寄権璩楊敬之(城を出でて権璩・楊敬之に寄す)/李賀 原詩

   草暖雲昏萬里春

   宮花払面送行人

   自言漢剣当飛去

   何事還車載病身



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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
七月のテーマは
    春夏秋冬「ヒマワリ咲いてもカミュのエトランジェ」です
    2016年7月1日(金)〜7月30日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 16:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
カミュのエトランジェ
ヒルトン東京B1ヒルトピアでのマンスリーな展示会にて、6月・7月の作品を動画撮影していただきました。


7月の作品「ヒマワリ咲いてもカミュのエトランジェ」撮影風景




ヒマワリ咲いても咲かなくっても(李賀は)カミュのエトランジェ前にて!






6月の作品「古代絹街道の雨に滞る李賀」撮影風景




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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
七月のテーマは
    春夏秋冬「ヒマワリ咲いてもカミュのエトランジェ」です
    2016年7月1日(金)〜7月30日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 09:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ヒマワリ咲いても(李賀は)カミュのエトランジェ


丸善丸の内本店オアゾ4Fでの「佐藤三千彦・大岡亜紀二人展『海の星クリムゾン、宙(そら)の星コバルト』展」は皆さまのおかげで無事に終了致しました。たくさんの出会いに感謝しています。ありがとうございました。

その展示会の準備から終了までの合間合間のわずかな時間を積み重ね、ヒルトン東京B1F『吐くは千年、吸うは一日』展用の絵がなんとか出来上がりました。未完成の完成で、タイトルは「ヒマワリ咲いてもカミュのエトランジェ」です。しかし、あくまでも唐の詩人・李賀のことです。シルクロードは地中海にまでつづいているからです。

おついでありましたらこれまで同様、ご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。三千彦 拝



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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
七月のテーマは
    春夏秋冬「ヒマワリ咲いてもカミュのエトランジェ」です
    2016年7月1日(金)〜7月30日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1F
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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