第二回 講談社「香月日輪まつり全員プレゼント小冊子」にお祝いメッセージとイラストを寄稿しました。お礼にすこし遅れた六代目中村勘九郎襲名披露の楽しいバレンタインチョコを冊子とともに編集部から頂戴しました。下記はそのときのメッセージです。
影といっしょに歩いてゆこうよ
絵とき画家(イラストレーター)として、おもいがけず十巻ものお仕事をさせて戴けたことは大変にうれしく、また,楽しい思い出となりました。
今年(2011)はいろいろな事がありました。しかし、どのような時代であっても私たちは一筋の光にむかって胸を張って生きてゆかなければなりません。そこには影がつきまとうでしょうが、これもまた現実のなのです。影は表裏一体となって、じつは私たちを支えてくれているのです。ほんとうの怖ろしさとは、むしろ、その影に背をむけてしまうことではないでしょうか。つまり、怖さのあまり自分自身の大切な“影”を捨ててしまうことなのです。そうならないためにも「いろんなことを勉強して脳みそを鍛えろ。生活に必要なことだけじゃ、人間は成り立たないから」と『妖怪アパートの優雅な日常』の住人たちが教えてくれたように、私たちは強く生きてゆかなければなりません。そのための秘伝がてんこもりに啓示されてある十巻もの近代魔道書を書いて下さった香月日輪先生には、深くお礼を申しあげたく思います。
*追記;このようなささやかな冊子であっても、児童図書第一出版部、文芸図書第三出版部、文庫出版部、少年シリウス編集部、アフタヌーン編集部の各部やそれらに関わった漫画家やイラストレーターによって支えられております。思えば小さな結晶体です。