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世界の静かな中心であれ Vol;002


オロチの剣よりもすぐれた十握剣(とつかのつるぎ)を十指の爪へ秘めた白鳥皇子タケルの生まれかわり・・・白あざみ・・・。 少年るろう王の心臓は、まるであの日の大災害にぽつんと残った鎮守の森のどんぐりのように、荒れはてた現代の曠野にあって、今日も波打っている。世界の静かな中心であれ、と。

はたして、通信事業の反映はほんとうに幸せであろうか。

かつて照日の天つ神が八百万である山川の神々を一掃したように、なにかがうち滅ぼされていくようでならない。

綺羅綺羅としたエレキの光にひかれゆく蛾々の気持ちがわからないわけではないが、なにごともボタンひとつで管理できる社会が既にそこまでやってきている。遠く太古のエッジから現代へと辷りおちてきた「少年るろう王白あざみ」は、映画『シザーハンズ』のエドワードのごとく自身の身体を十握剣でズタズタに自傷しつづけながら、眼には見えない神の家々を尋ね歩く。ジャメ・ヴュ = jamais vu(未視感)! それがなんになるかは解らないが・・・
 
 2017_01_14 制作ノート「ちんじゅの森の水鏡」より






| インフォメーション | 11:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
世界の静かな中心であれ
    


2016年の正月元旦より、ヒルトン東京地下1階にて開催してきました『吐くは千年、吸うは一日』展は2017年正月元旦をもって無事終了することができました。この間、唐の詩人・李賀を主題とした絵や駄文を発表してきました。

が、李賀は遠く、中国という大国が辿って来た足跡はあまりにも複雑で、かつ難解であり、隣国であるにもかかわらず、妙に味気なく、わたしの “旅” はすでに頓挫しかかっている。2017年もこのまま続けるか・・・ それとも、手放すか・・・

かろうじて血肉になった李賀の骸を斜めにかぶって、今はどこか、古い森の中にあるという鏡の如く湖を眺めてみたい。

ジャメ・ヴュ(未視感)!
 
見慣れた風景が、まるで未視感のように感じる。そんな世界の静かな中心へむかって、わたしはゆらゆら浮き泳ぐ。




2017_01_11 制作ノート「ちんじゅの森の水鏡」より









| インフォメーション | 12:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2017 謹賀新年
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新年明けましておめでとうございます

2016年正月元旦よりヒルトン東京地下1階で開催しました『吐くは千年、吸うは一日』展は、2017年正月元旦の本日に無事搬出致しました。365日間の展示を支えて下さった大勢の方々に感謝いたします。ありがとうございました。


2017年1月1日からは「週刊新潮」でおなじみの、谷内六郎さんの絵にバトンタッチしました。機会ありましたら見てあげて下さい。










| インフォメーション | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
李賀『蘇小小歌』& 雪酸漿


部屋に飾っていたミラーボールは、只今ヒルトン亭に於ける「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」に出張中です。


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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
十二月のテーマは
    春夏秋冬「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」です
    2016年12月1日(木)〜12月31日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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*この企画は春夏秋冬365日間に及んだ展示会です。









| インフォメーション | 10:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
12月の『吐くは千年、吸うは一日』展


出稼ぎに行っていたいっと上のお姉様がヒルトン楼から帰ってきました。

お正月は一緒です。



        *11月展「赤葡萄は白葡萄酒となって流るゝ水葬花」より




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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
十二月のテーマは
    春夏秋冬「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」です
    2016年12月1日(木)〜12月31日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アルゼンチンタンゴダンス



大矢英一郎先生主催の発表会のチラシ&ポスターを制作させていただきました。

生徒さんの発表会をはじめ、プロデモでは英一郎&真紀子先生はじめ、高志&めぐみ先生や中澤源太先生など他、大勢の先生方が参加されます。

人生いろんなことを過ごして来てこそ、お互いの来し方をそのステップで感じ合うTANGO! ダンスに興味のある方にもない方にも是非見ていただきたいイベントです。 

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2016年12月17日(土)
東京芸術センター天空劇場

お問い合わせ;Eiichiro
mireitango@nifty.com
Tel 080-5009-4054
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| インフォメーション | 16:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
李賀『蘇小小歌』+ 雪酸漿

最終月間となった12月の搬入を本日無事に終了しました。展示中、偶然に通りかかった谷内六郎さんの奥様とお嬢様に声をかけて戴きました。お二人に見ていただき、素敵なフィナーレの幕開けとなりましたが、大勢の方々にも見ていただければ幸いです。




   李賀『蘇小小歌』

  幽蘭露
  如啼眼
  無物結同心
  煙花不堪剪
  草如茵
  松如蓋
  風爲裳
  水爲珮
  油壁車
  久相待
  冷翠燭
  勞光彩
  西陵下
  風雨晦



 
蘇小小の歌より
  『少年るろう王と蘇小々姫の歌』/三千彦流あんぽんたん意訳 

蘇小小という名の歌姫の墓に座って
雪酸漿の笛 ビーコ・ビーコ吹きならす
雪螽蟖の虫 ギーコ・ギーコ啼きくれる

おまえがこんなに美しいのは
草紅葉のごとくに
春秋時代からの風雪に耐えたから

わッ きれいだなあ
白い墓石の上の
翡翠色したキリギリス

哀しい歌をうたっておくれ
蘇小小という歌姫のように
鳴らしておくれ酸漿の珠


  雪の原を
  風が
  枯葉が
  あられが
  屑が

  それでもあたしは
  待っている

キーンと底冷えがする冱てた夜
鳴らしておくれ酸漿の珠
啼いておくれよ螽蟖の虫

やッ いままさに氷の世界へやって来る       
弁髪の青白い少年るろう王李賀
鬼火とモーゼルを握りしめたまんま




雪酸漿・・・・・・・・・・・・・・・・・・(トップ)  2016

聖家族ジュブナイル騎士団・・・・・・・・・(大)    2008
生誕の日にワルキューレはやって来る・・・・(中)    2010
ラーラのミトン・・・・・・・・・・・・・・(小)    2010



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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
十二月のテーマは
    春夏秋冬「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」です
    2016年12月1日(木)〜12月31日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 21:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
李賀『蘇小小歌』より、雪酸漿


12月の展示は、李賀のリュックサック(箱車)に詰まっていた煩悩が吐いて見せた“蘇小小”という女性への歌を描いてみました。絵のタイトルは「雪酸漿」です。今年一年間の展示でしたが、あっという間の一年でした。小さな展示会ですが、最後ですので見ていただければ嬉しいです。^_^



李賀『蘇小小歌』

幽蘭露
如啼眼
無物結同心
煙花不堪剪
草如茵
松如蓋
風爲裳
水爲珮
油壁車
久相待
冷翠燭
勞光彩
西陵下
風雨晦




蘇小小歌より
  『少年るろう王と蘇小々姫の歌』/三千彦流あんぽんたん意訳 

蘇小小という名の歌姫の墓に座って
雪酸漿の笛 ビーコ・ビーコ吹きならす
雪螽蟖の虫 ギーコ・ギーコ啼きくれる

おまえがこんなに美しいのは
草紅葉のごとくに
春秋時代からの風雪に耐えたから

わッ きれいだなあ
白い墓石の上の
翡翠色したキリギリス

哀しい歌をうたっておくれ
蘇小小という歌姫のように
鳴らしておくれ酸漿の珠


  雪の原を
  風が
  枯葉が
  あられが
  屑が

  それでもあたしは
  待っている

キーンと底冷えがする冱てた夜
鳴らしておくれ酸漿の珠
啼いておくれよ螽蟖の虫

やッ いままさに氷の世界へやって来る       
弁髪の青白い少年るろう王李賀
鬼火とモーゼルを握りしめたまんま





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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
十二月のテーマは
    春夏秋冬「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」です
    2016年12月1日(木)〜12月31日(土)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
李賀『蘇小小歌』
    幽蘭露
    如啼眼
    無物結同心
    煙花不堪剪
    草如茵
    松如蓋
    風爲裳
    水爲珮
    油壁車
    久相待
    冷翠燭
    勞光彩
    西陵下
    風雨晦





蘇小小の歌より
  『少年るろう王と蘇小々姫の歌』

蘇小小という名の歌姫の墓に座って
雪酸漿の笛 ビーコ・ビーコ吹きならす
雪螽蟖の虫 ギーコ・ギーコ啼きくれる

おまえがこんなに美しいのは
草紅葉のごとくに
春秋時代からの風雪に耐えたから

わッ きれいだなあ
白い墓石の上の
翡翠色したキリギリス

哀しい歌をうたっておくれ
蘇小小という歌姫のように
鳴らしておくれ酸漿の珠


  雪の原を
  風が
  枯葉が
  あられが
  屑が

  それでもあたしは
  待っている

キーンと底冷えがする冱てた夜
鳴らしておくれ酸漿の珠
啼いておくれよ螽蟖の虫

やッ いままさに氷の世界へやって来る       
弁髪の青白い少年るろう王李賀
鬼火とモーゼルを握りしめたまんま







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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
李賀/十一月のテーマは
    春夏秋冬「赤葡萄は白葡萄酒となって流るゝ水葬花」です
    2016年11月1日(火)〜11月30日(水)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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*李賀/十二月のテーマは
    春夏秋冬「ジングルのベルのクリスマスのイヴの夜」の予定です





| 日々是好日 | 09:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
李賀『美人梳頭歌』
マンスリーな365日展も11月/12月展を残すのみとなりました。

唐の詩人の中でもっとも難解と言われる李賀をなんの予定もなしに挑戦してきましたが、知らず知らずのうちに多くを学ぶことができました。たとえ12ヶ月とはいえ、ロングランを無事歩いてこれたのも多くの方々の応援があったからだと感謝しています。ありがとうございました・・・ 11月は『美人梳頭歌』への幻視です。




    * * *

『美人梳頭歌』李賀/原詩

西施曉夢綃帳寒 香鬟墮髻半沉檀
轆轤咿啞轉鳴玉 驚起芙蓉睡新足
雙鸞開鏡秋水光 解鬟臨鏡立象床
一編香絲雲撒地 玉釵落處無聲膩
紆手卻盤老鴉色 翠滑寶釵簪不得
春風爛漫惱嬌慵 十八鬟多無氣力
妝成婑鬌欹不斜 雲裾數步踏雁沙
背人不語向何處 下階自折櫻桃花




    * * *

『美人梳頭歌/西施姫鎮魂歌』/三千彦流あんぽんたん意訳

          
寝るより楽が世にあろか      
起きて働く阿呆がいる

これは
とある老婆の口伝だが

むかしのむかしの大むかし
水の都 蘇州に呉という国があって

呉王フサ(夫差)を貶めるため
越の国から美しき呪物が贈られた

(あっは 賢士は国の宝だが 
       美女は国のわざわい… と) 

けれども陰謀の品を愛でし呉王は
呪物の人形とともに越の酒に溺るる

あざ笑った町にはイルミネーションが煌めいて
王は夢見るために眠っている

嗚呼 寝るより楽が世にあろか    
起きて働く阿呆がいる

……あああッ すうすうすう
……おおおッ ぐうぐうぐう

かくて十二年後
人形使い師 越王によって呉は滅す

呉王フサは妖(なまめか)しき人形少女とともに
太湖をつらぬく大運河を舟で辷りくだった

が途中 絹の紐にて少女の首を括り
大運河へ金の梳(くし) 銀の釵(かんざし)とともに葬る

梳は 釵は 音もなく沈んでいくも
人形少女はみずくさ藻屑とともに流れゆく

かの人形少女サイ子(西施)は
その幽麗な美しさゆえに濁流へ沈められ

呉王フサは
その愚かさによってみずからの剣へ伏す

あわれ あわれ 比翼の連理の水葬花
月下にホトトギス無心に啼いて

二人が永久(とわ)を夢見んがため      
寝るより楽はなかりけり




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佐藤三千彦『吐くは千年、吸うは一日』展
十一月のテーマは
    春夏秋冬「赤葡萄は白葡萄酒となって流るゝ水葬花」の予定です
    2016年11月1日(火)〜11月30日(水)迄

東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京B1Fヒルトピア
http://www.hiltopia.com/news/?start=0
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| インフォメーション | 22:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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