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朝日ジャーナル/反原発ポスター




*【遅ればせのご報告で、恐縮します】

マッチボックス・アートぐらいの大きさですが、30名の仲間たちと一緒に『朝日ジャーナル』わたしたちと原発/セシウムは移動する(反原発ポスター30)号に「イーハトーヴ=ラナヨサツパンゲ」が掲載されました。








| 牛にひかれての日々 | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
仁徳天皇陵石棺絵図


311以降ある“かたち”を求めていましたが、仁徳天皇陵の前方部から明治5年に発見された石室石棺の絵図を堺市博物館で見たとき、軽いショックを受けました。

土の中に半分埋まっている亀の背のようなキノコ型の蓋や、その蓋に付いた縄掛け突起の丸い目ん玉のような朱塗りの形を絵図で見たとき、『風の谷のナウシカ』の巨神兵を思い出しました。世界を滅ぼそうとしている原発・・・世界を滅ぼす巨神兵・・・鎮魂の墓・・・。個人的には何かに導かれているような出会いでした。


http://www.city.sakai.lg.jp/hakubutu/ninhya.html



| 牛にひかれての日々 | 09:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
道成寺宮子姫伝記



2月下旬の紀州旅行で、芸能関係者から圧倒的支持を受けている紀州道成寺にて、道成寺院代小野住職さまから貴重な秘蔵絵巻物『道成寺宮子姫傳記』『紀道大明神縁起』の二巻を見せていただきました。


http://www.dojoji.com/






| 牛にひかれての日々 | 11:31 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
これは神仏習合思想の現れ!


道成寺には国宝・千手観音菩薩像の前に大きな鏡が置いてあります。このことは、神仏習合思想の現れです。鏡面を支えているソリッドな雲の形態と、金と朱塗りとのバランスについうっとりしました。



http://www.dojoji.com/




| 牛にひかれての日々 | 10:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
道成寺、奥の院


道成寺の奥の院と言い伝へられている紀道神社(下段)と紀道神社元宮跡(右上)、それと元宮碑=紀道成を埋葬した場所(右下)。

紀道神社や元宮があった下を流れている日高川に向かって巻物(複製)をひろげながら紀大臣藤原道成卿(紀道成)が道成寺建材の筏にて衝突し、一命をおとす原因となった「御膝の岩」(中段巻物の絵の中心にある岩)の岩肌や、現在の風景となにひとつ変わっていない山並みを説明してくださる好青年は、お忙しいところを同行して下さった日高川町役場の井原さんです。井原さん、ありがとうございました。

http://www.wakayama-jinjacho.or.jp/jdb/sys/user/GetWjtTbl.php?JinjyaNo=6025






| 牛にひかれての日々 | 10:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
『妖怪アパートの優雅な日常』の香月日輪さん江


第二回 講談社「香月日輪まつり全員プレゼント小冊子」にお祝いメッセージとイラストを寄稿しました。お礼にすこし遅れた六代目中村勘九郎襲名披露の楽しいバレンタインチョコを冊子とともに編集部から頂戴しました。下記はそのときのメッセージです。





影といっしょに歩いてゆこうよ



絵とき画家(イラストレーター)として、おもいがけず十巻ものお仕事をさせて戴けたことは大変にうれしく、また,楽しい思い出となりました。

今年(2011)はいろいろな事がありました。しかし、どのような時代であっても私たちは一筋の光にむかって胸を張って生きてゆかなければなりません。そこには影がつきまとうでしょうが、これもまた現実のなのです。影は表裏一体となって、じつは私たちを支えてくれているのです。ほんとうの怖ろしさとは、むしろ、その影に背をむけてしまうことではないでしょうか。つまり、怖さのあまり自分自身の大切な“影”を捨ててしまうことなのです。そうならないためにも「いろんなことを勉強して脳みそを鍛えろ。生活に必要なことだけじゃ、人間は成り立たないから」と『妖怪アパートの優雅な日常』の住人たちが教えてくれたように、私たちは強く生きてゆかなければなりません。そのための秘伝がてんこもりに啓示されてある十巻もの近代魔道書を書いて下さった香月日輪先生には、深くお礼を申しあげたく思います。

*追記;このようなささやかな冊子であっても、児童図書第一出版部、文芸図書第三出版部、文庫出版部、少年シリウス編集部、アフタヌーン編集部の各部やそれらに関わった漫画家やイラストレーターによって支えられております。思えば小さな結晶体です。






| 牛にひかれての日々 | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
染の小道

小鳥の飛来が目立つおだやかな日曜日、住まいから五分ほどのところに染の小道があります。本日まで「川のギャラリー」「道のギャラリー」と称したイベントがあって、ちょっとさびしい商店街を飾っています。午後からわたしも絵を描こう。

http://somenokomichi.com/about.html





| 牛にひかれての日々 | 11:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
藤原北家贋縁起物語 Vol.037_05

ワニ皮の男と金魚のポピンズ「水と海水」第三話 Vol.05

  (わるいな。おれはおまえの兄でもなければ、
   「フヒト」っていう男もしらない)だなんて

  兄さん
  兄さんが三つのときだったわよね
  おぼえてて
  志度の浦の房前で
  母さんがみるみる溺れていった日のことを
  海女だったから 
  溺れるなんて
  畜生!
  あの男
  父さんが殺したんだわ


         2     〈青銅のトンネル〉

  瀬戸内の 
  志度の浦の海士村で
  母さんは「かみながさん」と呼ばれていた
  その美しき 長き黒髪をアオサギがくわえていって
  平城宮の裏手にあった
  水上池で大きな巣をつくった
  そのころ 不比等の邸は平城宮とならぶ東院の横にあったから
  水上池へまで徒歩で五分とかからなかった
  不比等はどういうわけか
  アオサギがたいそう好きであったから
  鷺を見たさに池へよく通っていた
  そんなある日
  不比等の頬をなぜるものがあった
  絹のごとくに艶のある
  身の丈 三倍もあろう黒髪であった
  これは幸運をもたらすものと
  不比等はこの髪の長い女性をもとめつつ
  津々浦々の
  裏の浦で
  雨が降っていた朝 
  ついに一丈六尺の黒髪が縁となり
  母と であった

              *(一丈六尺は約4.8m、立仏像の標準寸法)
       *

(日刊、時々休刊『妖精新聞 第三話』好評連載中!)つづく






| 3・11以降日記 | 11:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
藤原北家贋縁起物語 Vol.036_04


ワニ皮の男と金魚のポピンズ「水と海水」第三話 Vol.04

  知らないでしょう
  いいんだよ だって兄さんは
  おおきく育ってゆくりっぱな西瓜だったし
  ぴかぴかと輝いている西瓜を父さんが抱っこしたとき 
  わたしは父さんの靴で踏んづけられた
  痛かったろうって………ううん
  どちらかと言えば すごく苦しかった
  一匹の虫がもがいているように
  でも知らないよね
  そんことよりも
  お父さまのお話しをしましょう

  お父さま
  つまり ふぢはら不比等だが
  あのころのことはここからっていえるほど簡単じゃないけれど
  壬申の乱が終わったころからにいたしましょうか?

  兄さんも知ってのとおりだとおもうけれど
  あすか壬申の乱とは
  天智天皇亡き後の皇位継承紛争で
  弟の大海人皇子が
  兄の大友皇子に勝利した戦いだったわよね
  そして大海人皇子は天武天皇となった
  以後 お父さまは権力をふるったが
  ふぢはらは祖父 中臣鎌足が天武天皇の御代に
  その功績から出生地の「ふぢはら」の姓を賜って
  ものの土台をつくった
  しかし「ふぢはら」にはむろん同族も多かった
  そこでお祖父さまの鎌足は
  先々のことをおもい患うて 一計をくわだてる
  「ふぢはら」の姓は鎌足の子孫のみにて
  他のふぢはらは 依然 中臣のままであると………
  中臣はこれまでどおりに神事を司り
  「ふぢはら」は政治に仕える家柄となって大臣となる 
  このことによって 
  一族は宗教と政治 その両方を支配することとなり
  祖父さまやお父さまは一族の頭領となった

  そうだわよね 兄さん
  そして兄さんも
  いずれは頭領となって遠くへ行くの!

       *

(日刊、時々休刊『妖精新聞 第三話』好評連載中!)つづく






| 3・11以降日記 | 13:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
藤原北家贋縁起物語 Vol.035_03

ワニ皮の男と金魚のポピンズ「水と海水」第三話 Vol.03

  ふふ 兄さんのしらないお話しをしてあげましょうか
  飛ぶ鳥のあすかふぢはらの宮
  そのお宮からひとりの男がここへやってきて
  だれのものでもなかった母さんが
  その男のものとなった
  七〇〇年ごろのことだろうか
  いや もうすこし前だったかもしれないが
  母さんのしろい腹の上で
  男は毎夜毎夜 
  けものじみた声をあげ
  母さんの内股に残っていた
  昼のあいだのなまあたたかき潮水を
  さも大事そうに ちびりちびりと嘗めまわしていた

  母も ああ! と叫ぶ

  そんな夜がいくたびもつづき
  とうとう母さんは身妊った
  男 涙をながしつつよろこんで
  ついにその男その正体をそこであらわにあらわして
  「われはふぢはらの鎌足が子、いな天智天皇の皇子………
   いないなやっぱりふぢはら鎌足が子の不比等とおもわるる?」と
  なんとも情けなき告白にて
  母さんは耳もたずして十月十日後
  くだものの実が熟れはじめるはつ夏のころに
  海辺へ建てたの産小屋にて男の子を生んだ
  兄さん
  西瓜のような赤子の兄さん
  蔓のさきの蔕(へた)に
  もひとつちいさな実があったのをご存知か?
  ねえ 兄さん
  ちいさな実があったのをご存知か?
       *

(日刊、時々休刊『妖精新聞 第三話』好評連載中!)つづく






| 3・11以降日記 | 13:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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